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【ミラン番記者】モントリーボが語る本田「僕はケイスケの生き方に感服している。移籍先に薦めるのは…」

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2016年11月18日

「試合に出られない今だって、決してやる気がない表情は見せない」

英語が堪能なこともあり、ミランではもっとも親密なモントリーボの本田評とは?(C)Getty Images

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 こうした意見を持っているのは、何も私だけではない。現在は怪我で休場中(左膝十字靭帯断絶で復帰は来年4月末の見込み)のリッカルド・モントリーボの考えもほぼ同じだ。ミランのチームメイトの中で本田と一番親しい選手の一人であるキャプテンは、今の本田の状況を私にこう語ってくれた。
 
「ケイスケがこれほど苦労しているのを見るのは残念だ。彼は有能な選手だからね。でも、スソがとても良いプレーをしているのもまた事実で、モンテッラはピッチでの結果を重視している。ただ、チャンスが巡ってきた時には、活躍する準備が整っているはずだよ。これまでケイスケがしてきたようにね。彼の“時”は必ず来るはずだと僕は信じている。なぜならこのチームには全員の力が必要だからだ」
 
 モントリーボの発言は決して典型的な社交辞令ではない。彼は本田のことを本当に評価している。それは、次の言葉からもよく分かる。
 
「僕は彼の生き方、スタイルにとても感服しているんだ。彼の仕事に対する考え方、日々のトレーニング、そして監督に対する態度、どれも非の打ち所が無い。決して無駄なことは言わず、とにかく仕事、仕事、仕事。彼は戦士だよ。試合に出られない今だって、決してやる気がない表情は見せない。たぶんそれは彼自身、そして日本という国の文化からくるものでもあるんだろう。とにかくすごく前向きで、建設的。チームの中でも決して問題を起こさない。本当に感嘆すべき人物だよ」
 
 本田が時に見せるミランやイタリア・サッカー(メディアやサポーターの姿勢)に対する激しい言葉も、根底にあるものは同じだとモントリーボは説明する。
 
「ケイスケが何かを公の場で喋る時は、すべてチームのためを思ってのことだ。彼の言葉はチームや選手のモチベーションを上げるもので、決して悪意を持ってしているものではない。ケイスケはただ全てが良くなってもらいたいと思っているだけなんだ」
 
 前記したように本田とモントリーボは仲が良い。チームメイトとコミュニケーションを取るために“代弁者”になってくれる時もあるほどだ。
 
「たしかにそれはあるかもね。僕は英語が話せるから、ケイスケが何か込み入ったことを言いたい時は、僕がそれを仲間に通訳して聞かせる。彼のイタリア語はどうかって? うん、まあ……(苦笑)。ピッチでの意思の疎通にはなんの問題ないけど、でもイタリア語のボキャブラリーはあまり多くない。僕は彼とは英語で話したほうが、間違いなく楽だよ」
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