直近の３試合でベネズエラ（△２-２）、ペルー（△２-２）、パラグアイ（●０-１）と格下相手に立て続けに取りこぼたアルゼンチン。９月上旬の時点でスタンディングの頂点にあった順位は、プレーオフ圏外の６位にまで転落した。
 
　もう後がなくなったところで迎えるアウェーのブラジル戦は、エドガルド・バウサ率いるアルゼンチンにとってまさしく正念場。勝点を持ち帰れるかどうかで、その後の展開は大きく変わってくるだろう。
 
　とはいえ、不甲斐ない戦いを見せた前述の３試合からの上積みはある。メッシの復帰だ。７節のウルグアイ戦（○１-０）でチームを勝利に導いたエースは、９月中旬に負った怪我からすでに回復し、バルサではここ６試合で８ゴールと驚異的なパフォーマンスを見せている。
 
　今予選の10節まで にメッシが出場したのは５～７節の３試合だけだが、そのすべてに勝利しているのは心強いデータだ。パウロ・ディバラの故障離脱は痛いものの、この不動のエースが健在なら、好調ブラジルの快進撃を止めたとしても不思議はない。
 
【11月の招集メンバー】
GK
セルヒオ・ロメロ（マンチェスター・U＝ENG）
ナウエル・グスマン（ティグレス＝MEX）
ヘロニモ・ルジ（レアル・ソシエダ＝SPA）
 
DF
パブロ・サバレタ（マンチェスター・C＝ENG）
マルティン・デミチェリス（エスパニョール＝SPA）
ニコラス・オタメンディ（マンチェスター・C＝ENG）
ラミーロ・フネス・モリ（エバートン＝ENG）
ファクンド・ロンカグリア（セルタ＝SPA）
ガブリエル・メルカド（セビージャ＝SPA）
エマヌエル・マス（サン・ロレンソ）
マテオ・ムサッキオ（ビジャレアル＝SPA）
フリオ・ブファリーニ（サンパウロ＝BRA）
 
MF
ハビエル・マスチェラーノ（バルセロナ＝SPA）
アンヘル・ディ・マリア（パリSG＝FRA）
エベル・バネガ（インテル＝ITA）
ルーカス・ビグリア（ラツィオ＝ITA）
ニコラス・ガイタン（アトレティコ・マドリー＝SPA）
エンソ・ぺレス（バレンシア＝SPA）
フェルナンド・ベルスチ（サン・ロレンソ）※
ギド・ピサーロ（ティグレス＝MEX）
マルコス・アクーニャ（ラシン・クラブ）
 
FW
リオネル・メッシ（バルセロナ＝SPA）
セルヒオ・アグエロ（マンチェスター・C＝ENG）
ゴンサロ・イグアイン（ユベントス＝ITA）
エセキエル・ラベッシ（河北華夏幸福＝CHN）
アンヘル・コレア（アトレティコ・マドリー＝SPA）
ルーカス・プラット（アトレチコMG＝BRA）
 
※パウロ・ディバラの負傷による辞退で、追加招集。