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【岩本輝雄のオタクも納得!】過度なこだわりは危険。フロンターレのCS制覇には“割り切り”が必要だ

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年11月05日

最終ラインから直接、サイドにロングボールを飛ばしてもいい。

今季限りでの退任を発表している風間監督。質の高いパスサッカーを確立しただけに、最後はタイトルを獲って有終の美を飾ってほしいとも思う。写真:田中研治

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 結局、フロンターレは2点を先行できていたのに、まさかの3失点で痛恨の逆転負けを喰らった。
 
 このガンバ戦を見るまでもなく、フロンターレはパスワークの中心となる2ボランチを消されると、チームとして機能不全に陥る。
 
 とはいえ、風間監督の下、長い時間をかけて築いたスタイルだけに、そう簡単に路線変更するわけにはいかない。実際、前半はほぼパーフェクトな内容だったわけだからね。
 
 ポイントは、2ボランチを消された時にどうするか。憲剛やネット、あるいは大島にまず預けるのがフロンターレの基本だけど、そこにこだわらず、例えば、中盤をまったく無視して、最終ラインから直接、サイドにロングボールを飛ばしてもいい。
 
 そうすることで敵の陣形も開いてきて、2ボランチへの対応も緩くなってくる。そこを見極めて、ショートパスを多用するいつものやり方に戻せばいい。
 
 つまりは、緩急をつけることが大事だと思う。自分たちのサッカーを突き詰めたい気持ちは分かる。でもチャンピオンシップは‶勝たなければ″意味がない。風間体制の集大成だけに、自慢のパスサッカーを貫いてタイトルを獲ってほしいけど、どこかで割り切りは必要だと思う。
 
 リズムが悪い時間帯をどうしのぐか。柔軟な対応で相手をいなし、ゲームをコントロールできるようになれば、リーグチャンピオンへの道は開けてくるはずだ。
 
 そして多くのチャンスを作り、大久保が最後に仕留める――エースが決めれば、チームはノッてくるもの。その決定力に期待している。

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