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【岩本輝雄のオタクも納得!】過度なこだわりは危険。フロンターレのCS制覇には“割り切り”が必要だ

カテゴリ:連載・コラム

岩本輝雄

2016年11月05日

主導権を握っていた前半に、3点、4点と畳みかけたかったけど…。

非凡なパスセンスの持ち主の憲剛は、フロンターレのサッカーの“核”。だからこそ、彼が潰されるとチームは一気に機能不全に陥ってしまう。写真:田中研治

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[J1リーグ:第2ステージ17節/川崎 2-3 G大阪]
 
 前半は完全にフロンターレのゲームだった。最初の20分までに2点をリードし、自分たちのペースで試合を進めることができていた。
 
 序盤は、むしろガンバのほうに勢いがあって、前から積極的に奪いに来ていた。でも、そこでなかなか取り切れなかったガンバが一回、引いた。このタイミングをフロンターレは見逃さず前に出ると、あとはもう、フロンターレがボールを支配できるようになる。
 
 先制点を奪った長谷川に関しては、僕も初めて見る選手だったけど、ガンバからしても情報がなかったんだと思う。明らかに対応に戸惑っていたから。
 
 もちろん、長谷川の能力も高くて、足元の技術は問題ないし、長い距離を走って裏を突くこともできる。大久保との縦関係も機能していて、攻撃のリズムが非常に良かった。
 
 残念だったのは、主導権を握っていた前半に、3点、4点と畳みかけられなかったこと。理想的な内容だっただけに、相手が反撃する気が失せるくらいリードを広げられれば、ベストだった。
 
 とはいえ、後半もそこまで悪い入りではなかった。決定的なチャンスも作れていたけど、ここでもゴールを奪えず、フロンターレにとっては嫌な時間帯だなと思っていたら、あっさりと同点に追いつかれてしまう。
 
 ガンバが再び、高い位置からプレッシャーをかけるようになると、相手の勢いに気圧されて、立て続けに失点を喰らった。
 
 それからは、ガンバの今野と井手口の存在感が半端なかった。特に今野のプレッシャーは激しくて、ネットとのやり合いは見応えがあったけど、中盤の攻防でフロンターレは後手に回り、劣勢を強いられる。
 
 憲剛とネットが思うようにボールを動かせなくなると、やはりフロンターレは厳しい。そうこうするうちに、アデミウソンに3点目をぶち込まれる。シュートは素晴らしかったけど、ある意味、‶そこしかない″というコースにボールは飛んできたので、GKにはせめて弾いてもらいたかった。正直、ポジショニングが甘かったと思う。

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