日本代表でも「自覚と野心」を持ってほしい。

昌子(2番)は、チームメイトの柴崎や、宇佐美(11番)と同じ92年生まれのプラチナ世代。清武(左から2番目)や酒井宏(19番)らロンドン五輪世代とともに、次世代の日本代表を引っ張っていく存在にならなければならない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
常に強い責任感と覚悟を胸に抱きながら、昌子はピッチに立って戦っている。身体を張ってゴールを守っている。自惚れているわけでも、思いあがっているわけでもない。常に本気でサッカーと向き合っているからこそ、自らのパフォーマンスを「重症」と受け止めれば、「身体を張れている」という自負も芽生えてくる。
そういう自分だからこそ、「代表にも選んでもらえていると思う」と言葉に力を込める。
どこか閉塞感が漂う今のハリルジャパンに必要なのは、昌子のような気概に満ちた選手ではないだろうか。逆に言えば、昌子の年代の突き上げがなければ、日本代表の世代交代はいつまでもたっても進まない。
鹿島だけでなく、日本代表という枠組みでも、自覚を、野心を持つべきだ。もちろん、そんなことは昌子自身が一番分かっていることだろうが。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
そういう自分だからこそ、「代表にも選んでもらえていると思う」と言葉に力を込める。
どこか閉塞感が漂う今のハリルジャパンに必要なのは、昌子のような気概に満ちた選手ではないだろうか。逆に言えば、昌子の年代の突き上げがなければ、日本代表の世代交代はいつまでもたっても進まない。
鹿島だけでなく、日本代表という枠組みでも、自覚を、野心を持つべきだ。もちろん、そんなことは昌子自身が一番分かっていることだろうが。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)

9月21日発売号のサッカーダイジェストの特集は「日本はワールドカップに辿り着けるのか」。ハリルジャパンの危機説を、「本当に日本は弱くなかったのか?」など“10の論点”から検証します。ルーツ探訪では小林祐希選手が登場。