「戦術的な部分が先に来ていると感じる選手もいて」
守備の改善の背景には、名古屋戦後の選手のみでのミーティングと、その後の監督・スタッフとの意見のすり合わせがあったと、主将の鈴木章斗が明かしてくれた。
「名古屋戦の翌日に選手たちでミーティングをしたなかで、今の自分たちには何が足りないのかが明確になった。選手だけで話し合って固まった意見を監督やスタッフとすり合わせる時間もあって、その日の練習から、プレスや球際、切り替えの重要性や縦への意識を改めて強く持ってできました。
最近は戦術が先に来て、選手個々で迷う部分も正直あったと思う。でも今日は吹っ切れたというか、考えすぎずに自分たちのコンセプトを出せたし、やるべきことだけをやる、という気持ちで戦えた。気づくのが遅いかもしれないけど、これをやり続けるだけです」
「名古屋戦の翌日に選手たちでミーティングをしたなかで、今の自分たちには何が足りないのかが明確になった。選手だけで話し合って固まった意見を監督やスタッフとすり合わせる時間もあって、その日の練習から、プレスや球際、切り替えの重要性や縦への意識を改めて強く持ってできました。
最近は戦術が先に来て、選手個々で迷う部分も正直あったと思う。でも今日は吹っ切れたというか、考えすぎずに自分たちのコンセプトを出せたし、やるべきことだけをやる、という気持ちで戦えた。気づくのが遅いかもしれないけど、これをやり続けるだけです」
他の選手も手応えを口にしている。
「今まで俺らがやってきたことを見つめ直す、良い話し合いができた。チームがひとつになって試合に臨めたのかなと。前の戦い方に戻ったというか、改めて今日のような形でトライしていこうというなかで、負けましたけど、この戦いを続けていこうというポジティブな気持ちで次に向かえるかなと思います」(鈴木雄斗)
「元々チームとして明確に提示されている部分があった。たとえば攻撃で言えば前向きを作って準備してアクションを起こす、守備なら奪われたらすぐにダイレクトプレスに行くことや、コンパクトにして全員で守る部分。ただ、最近は戦術的な部分が先に来ていると感じる選手もいて。そうじゃなくて、やれることをやろうよと。みんなで話し合って決めて、今日の試合に臨みました」(舘幸希)
改めて、湘南は何を大事にすべきなのか。最も強調すべき部分はどこなのか。ビルドアップの質や敵陣での崩しなど様々なものに着手してきたなかで、最後に辿り着いたのは守備で“圧”をかけることだった。
鈴木章の「遅いかもしれない」との言葉通り、もう少し早く改善できていれば、とも感じるが、今季はまだ7試合ある。ミーティングと川崎戦を経て、今後、改めてチームがひとつになって戦えるなら、J1残留も見えてくるはずだ。
湘南は最後まで前を向き、原点回帰で強度高く戦う構えだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
【動画】舘幸希のプロ初ゴール!
【記事】16歳でJ1デビューもその後は下降気味。中野伸哉が湘南で再起を期す「もう一度、自分の価値を高めたい」
「今まで俺らがやってきたことを見つめ直す、良い話し合いができた。チームがひとつになって試合に臨めたのかなと。前の戦い方に戻ったというか、改めて今日のような形でトライしていこうというなかで、負けましたけど、この戦いを続けていこうというポジティブな気持ちで次に向かえるかなと思います」(鈴木雄斗)
「元々チームとして明確に提示されている部分があった。たとえば攻撃で言えば前向きを作って準備してアクションを起こす、守備なら奪われたらすぐにダイレクトプレスに行くことや、コンパクトにして全員で守る部分。ただ、最近は戦術的な部分が先に来ていると感じる選手もいて。そうじゃなくて、やれることをやろうよと。みんなで話し合って決めて、今日の試合に臨みました」(舘幸希)
改めて、湘南は何を大事にすべきなのか。最も強調すべき部分はどこなのか。ビルドアップの質や敵陣での崩しなど様々なものに着手してきたなかで、最後に辿り着いたのは守備で“圧”をかけることだった。
鈴木章の「遅いかもしれない」との言葉通り、もう少し早く改善できていれば、とも感じるが、今季はまだ7試合ある。ミーティングと川崎戦を経て、今後、改めてチームがひとつになって戦えるなら、J1残留も見えてくるはずだ。
湘南は最後まで前を向き、原点回帰で強度高く戦う構えだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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