• トップ
  • ニュース一覧
  • 19位・湘南に復調の兆し。原点回帰でJ1残留へ。鈴木章斗は「気づくのが遅いかもしれないけど、やり続けるだけ」

19位・湘南に復調の兆し。原点回帰でJ1残留へ。鈴木章斗は「気づくのが遅いかもしれないけど、やり続けるだけ」

カテゴリ:Jリーグ

岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

2025年09月24日

「戦術的な部分が先に来ていると感じる選手もいて」

川崎戦でプロ初ゴールを奪った舘。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 守備の改善の背景には、名古屋戦後の選手のみでのミーティングと、その後の監督・スタッフとの意見のすり合わせがあったと、主将の鈴木章斗が明かしてくれた。

「名古屋戦の翌日に選手たちでミーティングをしたなかで、今の自分たちには何が足りないのかが明確になった。選手だけで話し合って固まった意見を監督やスタッフとすり合わせる時間もあって、その日の練習から、プレスや球際、切り替えの重要性や縦への意識を改めて強く持ってできました。

 最近は戦術が先に来て、選手個々で迷う部分も正直あったと思う。でも今日は吹っ切れたというか、考えすぎずに自分たちのコンセプトを出せたし、やるべきことだけをやる、という気持ちで戦えた。気づくのが遅いかもしれないけど、これをやり続けるだけです」
 
 他の選手も手応えを口にしている。

「今まで俺らがやってきたことを見つめ直す、良い話し合いができた。チームがひとつになって試合に臨めたのかなと。前の戦い方に戻ったというか、改めて今日のような形でトライしていこうというなかで、負けましたけど、この戦いを続けていこうというポジティブな気持ちで次に向かえるかなと思います」(鈴木雄斗)

「元々チームとして明確に提示されている部分があった。たとえば攻撃で言えば前向きを作って準備してアクションを起こす、守備なら奪われたらすぐにダイレクトプレスに行くことや、コンパクトにして全員で守る部分。ただ、最近は戦術的な部分が先に来ていると感じる選手もいて。そうじゃなくて、やれることをやろうよと。みんなで話し合って決めて、今日の試合に臨みました」(舘幸希)

 改めて、湘南は何を大事にすべきなのか。最も強調すべき部分はどこなのか。ビルドアップの質や敵陣での崩しなど様々なものに着手してきたなかで、最後に辿り着いたのは守備で“圧”をかけることだった。

 鈴木章の「遅いかもしれない」との言葉通り、もう少し早く改善できていれば、とも感じるが、今季はまだ7試合ある。ミーティングと川崎戦を経て、今後、改めてチームがひとつになって戦えるなら、J1残留も見えてくるはずだ。

 湘南は最後まで前を向き、原点回帰で強度高く戦う構えだ。

取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)

【動画】舘幸希のプロ初ゴール!

【記事】16歳でJ1デビューもその後は下降気味。中野伸哉が湘南で再起を期す「もう一度、自分の価値を高めたい」
 
【関連記事】
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介
【画像】「美人すぎる」「可愛すぎる」C・ロナウド、メッシ、ネイマールらワールドクラスの華麗なる妻&恋人たちを一挙紹介!
16歳でJ1デビューもその後は下降気味。中野伸哉が湘南で再起を期す「もう一度、自分の価値を高めたい」
「僕らは対話がしたいだけ」湘南が異議で3度の警告。山口監督が審判の振る舞いに持論「簡単にカードを出されるとこっちは何もできない」
「もっと選手に寄り添ってほしい」“キャプテンオンリー”施行で改めて考えたい審判と選手の関係性。コミュニケーションの活性化が必要に

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2025年10月号
    9月10日(水)発売
    [注目クラブを総力特集!!]
    京都サンガF.C.2025
    大躍進の秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2025年10月2日号
    9月18日(木)発売
    [総力特集]
    識者20人の投票で四半世紀のNo.1を決定
    2001-2025 ポジション別21世紀ベストプレーヤー
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ