「良いイメージでプレーできています」
平塚の地で再起を期す男がいる。
中野伸哉、22歳。2020年、サガン鳥栖U-18在籍時にトップチームに2種登録されると、16歳11か月15日でJ1デビュー。21年は主に3バックの左ストッパーで34試合に出場し、7位と躍進したチームを支えた。同年に開催された東京オリンピックの直前には、五輪出場を控えたU-24日本代表に参加。本大会出場とはならなかったが、注目度は増していた。
だがその後、中野のキャリアは下降線を辿る。22年はポジションを争ったジエゴ(現・柏レイソル)との競争に勝ち切れず、リーグ戦で19試合の出場に留まると、23年も8月までわずか出場4試合と苦戦した。
夏にガンバ大阪へ移籍し、鳥栖U-18時代の本職である4バックの左SBで出番を狙うも、存在感を放てず。23年の後半戦は6試合の出場で終え、24年は12試合、25年の前半戦も7試合と伸び悩んでいた。
華々しいデビューを飾りながら、3年目以降は苦労した。中野は「ボールをつなぐ部分でミスがあると指摘されていた」と振り返る。
中野伸哉、22歳。2020年、サガン鳥栖U-18在籍時にトップチームに2種登録されると、16歳11か月15日でJ1デビュー。21年は主に3バックの左ストッパーで34試合に出場し、7位と躍進したチームを支えた。同年に開催された東京オリンピックの直前には、五輪出場を控えたU-24日本代表に参加。本大会出場とはならなかったが、注目度は増していた。
だがその後、中野のキャリアは下降線を辿る。22年はポジションを争ったジエゴ(現・柏レイソル)との競争に勝ち切れず、リーグ戦で19試合の出場に留まると、23年も8月までわずか出場4試合と苦戦した。
夏にガンバ大阪へ移籍し、鳥栖U-18時代の本職である4バックの左SBで出番を狙うも、存在感を放てず。23年の後半戦は6試合の出場で終え、24年は12試合、25年の前半戦も7試合と伸び悩んでいた。
華々しいデビューを飾りながら、3年目以降は苦労した。中野は「ボールをつなぐ部分でミスがあると指摘されていた」と振り返る。
デビュー当初のような輝きを取り戻すには、環境を変えるのもひとつの手だ。そう感じていた中野に、8月、興味深いオファーが舞い込んだ。近年、町野修斗(現・ボルシアMG)や鈴木淳之介(現・コペンハーゲン)ら多くの日本代表戦士を輩出している湘南ベルマーレからのレンタル移籍の誘いだ。
湘南は夏に鈴木淳が退団し、左ストッパーが手薄になっていた。守備はもちろん、攻撃面でも重要なタスクを担う同ポジションの適任者を探していたなかで、足もとの技術が売りの中野が条件に合致したのだろう。
中野が湘南からのオファーを受けた理由は、ただひとつだ。
「試合に出て活躍して、もう一度、自分の価値を高めたい」
覚悟を持って移籍を決めた中野は、さっそくチャンスを得ている。9月7日、サンフレッチェ広島とのルヴァンカップ準々決勝第2戦(1-4/2戦合計3-7で敗退)で加入後初スタメンを飾ると、同13日のJ1第29節の鹿島アントラーズ戦(0-3)にも先発。いずれもチームは敗れたが、個人としてはまずまずの出来を見せた。
すぐに出場機会を得られた理由のひとつに、湘南のシステムがある。
「そこまで戦術の適応に苦労はしませんでした。3バックの左をやるのは鳥栖以来ですが、鳥栖の時に良いプレーをできていたので、良いイメージでプレーできています。監督からも『ボールを持った時には自信を持って捌いてほしい』と言われていますし、そこは出せているのかなと」
たとえば大卒の選手であれば、中堅並みの年数をプロの世界で過ごしているが、年齢的には若手の部類。キャリアで最も輝きを放った鳥栖時代に務めた左ストッパーで結果を残せば、再び注目度を高め、さらなるステップアップの可能性も見えてくるだろう。
湘南での復活へ。中野は「チームの勝利に貢献したい」と意気軒昂だ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
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中野が湘南からのオファーを受けた理由は、ただひとつだ。
「試合に出て活躍して、もう一度、自分の価値を高めたい」
覚悟を持って移籍を決めた中野は、さっそくチャンスを得ている。9月7日、サンフレッチェ広島とのルヴァンカップ準々決勝第2戦(1-4/2戦合計3-7で敗退)で加入後初スタメンを飾ると、同13日のJ1第29節の鹿島アントラーズ戦(0-3)にも先発。いずれもチームは敗れたが、個人としてはまずまずの出来を見せた。
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たとえば大卒の選手であれば、中堅並みの年数をプロの世界で過ごしているが、年齢的には若手の部類。キャリアで最も輝きを放った鳥栖時代に務めた左ストッパーで結果を残せば、再び注目度を高め、さらなるステップアップの可能性も見えてくるだろう。
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