まず自分が決めて仲間の信頼を得るのが欧州流
キレのあるドリブルに定評のある相馬は今季、リーグ戦で残り7試合の時点ですでにキャリアハイの8得点を挙げている。アシストも含めて目に見える結果を出せる“怖い”アタッカーになっている印象だ。
そんな変貌は、ポルトガルでの経験が大きかったようだ。カーザ・ピアでの日々とは――。力を出し切れなかった町田での1年目も振り返ってもらった。
――◆――◆――
ポルトガルでは、ほぼすべての選手が自分でゴールを取りたいという気持ちがあります。だから僕がパスを出したあとに、ボールが戻ってきてシュートできるチャンスがあるかというと、100%そうとはいえない環境でした。そのため、まず自分が決めて仲間の信頼を得る意味でも、ゴールへの意識が上がっていきました。
日本とは、全然違いました。ポルトガルは意外と規律がありますけど、ポルトガル語圏だからかブラジル人が多く、タッチ数も多いなど個人の技術が高くて「個人がまずやらないと」という感じでした。
そんな変貌は、ポルトガルでの経験が大きかったようだ。カーザ・ピアでの日々とは――。力を出し切れなかった町田での1年目も振り返ってもらった。
――◆――◆――
ポルトガルでは、ほぼすべての選手が自分でゴールを取りたいという気持ちがあります。だから僕がパスを出したあとに、ボールが戻ってきてシュートできるチャンスがあるかというと、100%そうとはいえない環境でした。そのため、まず自分が決めて仲間の信頼を得る意味でも、ゴールへの意識が上がっていきました。
日本とは、全然違いました。ポルトガルは意外と規律がありますけど、ポルトガル語圏だからかブラジル人が多く、タッチ数も多いなど個人の技術が高くて「個人がまずやらないと」という感じでした。
昨季の不調の原因は、怪我です。ポルトガルのシーズンが終わった後、24年6月の代表戦の練習で踵を痛めてしまって。その後に2週間のオフがあって、色々治療をしていたんですけど、なかなか治り切りませんでした。
それがたぶん影響して、名古屋から移籍する最後ギリギリのところで、肉離れをしてしまいました。全治6週間ぐらいの怪我だったんですけど、町田への移籍もあって、試合に出たかったので、最初は少し頑張って復帰しましたが、結局、1か月離脱することになって。
なかなかコンディションが上がらないまま、残り数試合ぐらいからは調子が戻ってきたけど、シーズンが終わってしまったという感じでした。
怪我がなかったら、普通にプレーできていたら、J1で3位だったチームの順位を変えられたはずです。普段は怪我をしないタイプということもあり、そういった流れになってしまいました。身体をかばっていたし、スピードも全然出ていませんでした。
※後編に続く。次回は9月26日に公開予定です。
取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
※次ページ以降は後編になります。
記事:【バイタルエリアの仕事人】vol.44 藤尾翔太|五輪が終わり、次に目ざす場所は“A代表” 「僕たちの世代も食い込んでいかないと」
【動画】町田が誇るアタッカー! 相馬勇紀のプレー集
それがたぶん影響して、名古屋から移籍する最後ギリギリのところで、肉離れをしてしまいました。全治6週間ぐらいの怪我だったんですけど、町田への移籍もあって、試合に出たかったので、最初は少し頑張って復帰しましたが、結局、1か月離脱することになって。
なかなかコンディションが上がらないまま、残り数試合ぐらいからは調子が戻ってきたけど、シーズンが終わってしまったという感じでした。
怪我がなかったら、普通にプレーできていたら、J1で3位だったチームの順位を変えられたはずです。普段は怪我をしないタイプということもあり、そういった流れになってしまいました。身体をかばっていたし、スピードも全然出ていませんでした。
※後編に続く。次回は9月26日に公開予定です。
取材・構成●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)
※次ページ以降は後編になります。
記事:【バイタルエリアの仕事人】vol.44 藤尾翔太|五輪が終わり、次に目ざす場所は“A代表” 「僕たちの世代も食い込んでいかないと」
【動画】町田が誇るアタッカー! 相馬勇紀のプレー集