元川崎レナトの今夏Jリーグ復帰は消滅。冬に再燃か? 鍵を握った宇佐美同僚の去就

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年08月03日

中国マーケット終了直前、ドイツ紙が「ボバディージャが中国からのオファーを断る」と報じる。さらにレナトがゴールラッシュ。

移籍の噂が出るまでのレナト(左)はわずか1ゴール。ただし新助っ人獲得後にゴールを量産し、チーム最多タイの通算5得点と好調だ。(C)Getty Images

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 一方、中国リーグの移籍期限となる7月15日を前に、ドイツメディアが一斉に「ボバディージャは、中国行きを断る」と報じたのだ。

 アウクスブルクの地元紙『アウクスブルク・アルゲマイネ』は7月6日付けの「誰がチームを去るのか?」というシュールなタイトルを付けた記事で、各ポジションの移籍情報について整理。そのなかで、「ボバディージャには中国からオファーが届いている」と紹介していた。
 
 しかし14日付けの記事では、「中国移籍情報:アウクスブルクからは“ひとり行くだけ”」と題して、「アウクスブルクの韓国代表MFホン・ジョンホが江蘇蘇寧に移籍することが決定した。ただし、長いこと決断を留保していた29歳のストライカー、ボバディージャは中国に行くことがなくなった」と伝えている。
 
 ボバディージャには、他にブンデスリーガ2部で細貝萌の加入が決定したシュツットガルト、1シーズンでのプレミアリーグ復帰を果たしたハル・シティなどからもオファーが届いていると言われる。ヨーロッパ内での移籍には可能性を残しているが、ひとまず、中国には「行かない」という決断を下したようだ。
 
 一方のレナトは、6月まで9試合・1得点・1アシストと低調だったことで移籍話が浮上したものの、7月だけで6試合・4得点・1アシストと大暴れ。チームも7月は中国リーグ4勝1分1敗と好調で、6位まで順位を上げている。
 
 むしろレナトはこの移籍期間中に、下がり気味だった評価を「V字回復」させることに成功したのだ。
 
 Jリーグクラブと広州富力の間では、レナト獲得を巡り水面下で駆け引きがあった。しかしボバディージャのアウクスブルク残留がひとつのターニングポイントとなり、さらにレナトの”ゴールラッシュ”による評価の上昇により、このタイミングでの日本復帰の話は消滅した。
 
 とはいえ、今後の動向からも目が離せない。これまで広州富力は新たな有力な助っ人を獲得しては、少しでも成績が物足りない助っ人をレンタル移籍させる大ナタを振るい続けてきた過去がある。
 
 
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