元川崎レナトの今夏Jリーグ復帰は消滅。冬に再燃か? 鍵を握った宇佐美同僚の去就

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2016年08月03日

広州富力がイスラエルリーグ得点王を獲得し、パラグアイ代表FWにオファーを出した結果――。

レナトの今夏のJリーグ復帰は消滅。むしろ新助っ人のザハヴィとの連係を高め、評価を「V字回復」させた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 鹿島、FC東京、G大阪か――!? 広州富力に所属する元川崎MFレナトの今夏噂されていたJリーグ復帰がなくなった。ただ、広州富力の今後の強化によっては、冬のマーケットで移籍話が再燃する可能性がある。今回のレナトの去就を大きく左右したのが、宇佐美貴史が新天地に選んだアウクスブルクのあるFWが下した“決断”だった。
 
 中国リーグは、外国籍選手が4人まで登録できて、そのうち3人が試合に出場できる。この夏の目玉として、広州富力はイスラエルリーグ3年連続得点王のエラン・ザハヴィをマッカビ・テルアビブから獲得。これによりブラジル人MFブルリーニョが広州富力のトップチームから外され、リザーブチーム登録となった。
 
 さらに6月下旬、“爆買い”を続ける広州富力がアウクスブルクのパラグアイ代表FWボバディージャに正式オファーを出したことが判明する。今年2月にバイエルンからゴールを奪っていた屈強かつスピードのあるストライカーだ。
 
 ボバディージャは他クラブからもオファーを受けていたが、条件は明らかに広州富力のほうが上。もしも、彼がこのオファーを受けて広州富力に加わった場合、レナトら現在所属する助っ人の誰かしらが、ブルリーニョに続いて「戦力外」として選手登録枠から溢れることになるのだ。
 
 現在、広州富力に在籍する助っ人は、他にオーストラリア代表FWのヤヌ、スウェーデン代表の守備的MFスヴェンソン。重点的に補強に力を入れているのは明らかに攻撃陣であり、レナトが押し出される“候補”に入っていたのは間違いなかった。
 
 ところが、レナトはザハヴィ獲得が決まった直後、その加入に触発を受けたかのように7月2日の15節から3試合連続ゴールを記録。7月20日の広州恒大戦ではザハヴィとの共演を果たして1アシストを記録するなど、2-1の勝利に貢献した。
 
 7月31日の上海上港戦でも値千金の先制ゴールを奪取(試合は90+1分に3-3に追い付かれた)。これまで15試合・5得点と、チーム最多タイのゴールを記録している(ちなみにザハヴィは加入からわずか6試合で5ゴールを決めて、早くもレナトと並んだ)。
 
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