菅野はフルメンバーに食い込める能力を示す
今回の目に見える収穫としては、4-3-3のアンカーとして菅野奏音(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)と北村美羽(リンシェーピング)がそれぞれ持ち味を発揮したことだ。
菅野は中盤でボールを奪って効果的な攻撃に繋げるというタスクに関しては、フルメンバーのなでしこジャパンにも食い込めるポテンシャルを見せたし、北村は機動力の高さとバランスワークの両面で良いものを見せた。
新キャプテンに任命された長谷川唯(マンチェスター・シティ)はともかく、中盤は主力が固まっていないポジションなので、ハイレベルな競争に期待したい。
攻撃的な選手では吉田莉胡(INAC神戸レオネッサ)がインサイドハーフ、ゼロトップ的なFW、右ウイングの3ポジションで起用されており、ゴールやアシストこそなかったが、幅広く攻撃に関わるセンスはニールセン監督にも高く評価されたはず。
菅野は中盤でボールを奪って効果的な攻撃に繋げるというタスクに関しては、フルメンバーのなでしこジャパンにも食い込めるポテンシャルを見せたし、北村は機動力の高さとバランスワークの両面で良いものを見せた。
新キャプテンに任命された長谷川唯(マンチェスター・シティ)はともかく、中盤は主力が固まっていないポジションなので、ハイレベルな競争に期待したい。
攻撃的な選手では吉田莉胡(INAC神戸レオネッサ)がインサイドハーフ、ゼロトップ的なFW、右ウイングの3ポジションで起用されており、ゴールやアシストこそなかったが、幅広く攻撃に関わるセンスはニールセン監督にも高く評価されたはず。
愛川陽菜(INAC神戸レオネッサ)も台湾戦と韓国戦は右ウイングで先発し、中国戦は勝負をかける終盤に3-5-2の左ウイングバックで起用されるなど、今回のメンバーでは評価を高めた一人と見られる。
19歳のFW樋渡百花(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は力強さというところで課題も見られたが、田中美南(ユタ・ロイヤルズ)、植木理子(ウェストハム・ユナイテッドFCウィメン)を脅かす本格派のFWが出てきていないなかで、今回はコンディション不良で外れた同僚の土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ))と共に、WEリーグから成長を期待していきたい一人だ。
フルメンバーの主力がほぼすべて海外組のなでしこジャパンの傾向を考えても、日頃から海外の環境に身を置くことが、代表で序列を上げることにも直結するだろう。今回のメンバーからも石川がイングランド、北川がスウェーデン、所属先は未定だが、浦和Lに所属していた遠藤優の海外挑戦も決まっている。樋渡も「海外でプレーしてみたい思いはある」と語るが、それぞれが今いる環境で成長に繋げていけるか、期待を持って見守りたいところだ。
取材・文●河治良幸
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フルメンバーの主力がほぼすべて海外組のなでしこジャパンの傾向を考えても、日頃から海外の環境に身を置くことが、代表で序列を上げることにも直結するだろう。今回のメンバーからも石川がイングランド、北川がスウェーデン、所属先は未定だが、浦和Lに所属していた遠藤優の海外挑戦も決まっている。樋渡も「海外でプレーしてみたい思いはある」と語るが、それぞれが今いる環境で成長に繋げていけるか、期待を持って見守りたいところだ。
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