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“自滅”の連続でなでしこジャパンが噛み合わず。中国戦で圧倒的に欠けていたのは?【E-1】

カテゴリ:女子サッカー

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2025年07月16日

3バックに変更してもゴールへの予感は…

最後はFWでプレーした高橋(5番)もゴールを奪えず。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部/現地特派)

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 2025年7月16日、E-1選手権を戦うなでしこジャパンが中国女子代表と対戦。勝てば他会場の結果に関係なく優勝が決まる一戦で日本は立ち上がりからアグレッシブに仕掛けた。左サイドの中嶋淑乃、右サイドの吉田莉胡らの個人技を主武器にゴールを狙った。

 しかし激しい雨の影響もあったのか、チームとして軽率なミスが目立ち、なかなかチャンスを作れない。中国に止められているというよりは自滅に近い状態でボールを失うケースが多いように映った。

 落ち着いてプレーできているのはMFの成宮唯とGKの平尾知佳くらい。中嶋は持ち前のドリブルを何度も阻止され、CBの高橋はなも最終ラインで横パスがズレたりしていた(22分30秒のシーン)。

 中国のプレー強度もそこまで高くなかったため失点しなかったが、消化不良の前半だった。0−0で迎えた後半もどこかチグハグでもどかしい時間帯が続く。結局は敵ゴールに矢印が向いていないプレーが多いから、ビルドアップや仕掛けの局面で怖さを出せず、あっさりとした攻撃になった。
 
 圧倒的に欠けていたのはバイタルエリアでの縦パスで、それを入れる前の段階で中国の選手に潰されているのも気になった。70分付近で4バックから3バックシステムに変更してCBだった高橋をCFに移行しても流れは変わらなかった。

 ゴールへの予感があまりしない。中国戦、試合を通して抱いた率直な感想は、それだった。後半アディショナルタイムに高橋がフリーで外したシュートの精度の低さが、この日のなでしこジャパンを物語っていた。

 結果的に中国とスコアレスドロー。自力で優勝を決められなかった点でもどかしさが残るゲームだった。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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