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天皇杯でジャイキリ連発を狙う筑波大の頼もしき男。風格漂う内野航太郎の思考。SNS話題のゴールで「迷いが一気に晴れた」

カテゴリ:大学

安藤隆人

2025年06月09日

献身的にプレーしながら『その時』を待つ

「このゴールで少し残っていた迷いが一気に晴れました」と、ここから量産態勢に入った。そして先述の明治大戦、先制してから劣勢の展開のなかで、「焦れずに一発を狙い続けました」と献身的なプレーをしながらも、『その時』を待ち続けた。

 73分のゴールシーン。清水がボールを持って顔を上げた瞬間、内野は少し左のスペースに移動し、相手CBの視野から外れて斜め右前に一気に加速。そこにスルーパスが届き、ダイレクトで突き刺した。

「もし昨年のように気持ちが悪い方向に向かって、チームに対して『もっと俺にボールを出せよ』というマインドになっていたら、あのシーンで清水が前を向いた時にボールが欲しすぎて、自分から寄っていって、受けた時には相手のプレスに合っていたと思う。でも、虎視淡々と一発を狙えていたからこそ、相手にとって一番怖い動きができてゴールにつながったと思います」

 研ぎ澄まされた集中力を『ここぞ』という場面で発揮する。これこそが内野から漂い始めた風格の要因だった。

「1年生や2年生の頃だったら、間違いなく試合中にふてくされていたと思います(笑)。今、積極的にやっているプレーは、昨年まであまりやりたくなかったプレーだし、ゴールを決めることにしか興味がなかったので、そこは成長したと思います」
 
 次なる戦いは天皇杯2回戦、長崎はピーススタジアムに乗り込んでのJ2のV・ファーレン長崎戦だ。1回戦でJ2のRB大宮アルディージャを1-0で下し、2年連続のジャイアントキリングを果たし、今回は2試合連続の金星を狙う。劣勢を強いられる時間もあると思うが、そういう時こそ大仕事をするエースストライカーがいるのは、長崎にとって脅威以外何物でもないだろう。

「中2日ですが、自分が目ざしている場所は連戦が当たり前。だからこそ、タフに戦って、勝利を掴みたいと思います」

 決戦の時は来た。心身ともに逞しくなった大学ナンバーワンストライカーは、長崎の地で研ぎ澄ました牙を剥く――。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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