青山直晃はなぜタイへ渡ったのか? そこで体感した練習スタイル、待遇面のギャップとは

カテゴリ:海外日本人

佐々木裕介

2016年07月09日

「とにかく練習がハード。身体が壊れるんじゃないかと思うくらい」

今年2月には、ACLプレーオフで上海上港と対戦。青山はセンターバックとしてスタメン出場している。(C) Getty Images

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――タイへ移籍されてから感じたタイサッカーの印象はいかがでしたか?
 
「まず、ビックリしたのは練習内容でしたね。1年目の去年はクロアチア人監督(ドラガン・タライッチ/現フリー)だったんですが、日本で経験していたものよりもかなりハードにやるんです。さらに試合3日前からは、必ずキャンプに入るんですよ。ホームゲーム前でも同じです。
 
 宿泊ホテルはスタジアム近くにあるんですが、そこから1時間掛けて練習場まで行って、終わったら1時間掛けて帰ってくる。ホームなのにいつもアウェーみたいでしたよ。そのキャンプの間は試合前とか関係なく走って追い込んだりするんです。まあタイサッカーというよりも監督のやり方だとは思うのですが、なにも知らなかったので『これがタイなのか!?』と日本の環境との違いにギャップを持ちながらやっていました」
 
――昨シーズン1年間プレーしてみて、センターバックとしての手応えはいかがでしたか?
 
「センターバックとして私が思う『ヘディングする、守る』という部分に関してはシーズン通してできたという自負はありますが、とにかく練習がハードだったので身体が壊れるんじゃないかと思うくらいボロボロになった1年目でしたよ(苦笑)」
 
――タイ人監督へ代わって迎えた今シーズンはいかがでしょうか?
 
「今年は、現役時代に有名な選手だったタイ人監督(シンガポールやベトナムでもプレーした元タイ王国代表のタワン・スリパン/前ポリス・ユナイテッド監督)に代わって、日々モダンフットボールを感じています。練習内容も試合の作り方も日本みたいな感じです」
 
――タイにおいてセンターバックというポジションはどのような仕事を要求されているのでしょうか?
 
「タイ代表の試合も観ることが多いのですが、タイでも日本の傾向と同様で、足もともあってビルドアップを大事にするモダンなセンターバックが求められていると思います。時代の流れだとは思いますよ。
 
 ただ私自身が強さとヘディングだけを求めて成り上がってきた時代遅れなセンターバックなので、強さに足もとを備える選手には憧れもあります。日本も昔ながらのセンターバックが重宝される時代が続いていれば、もう少し私も日本でプレーしていたかもしれないですよね(笑)」
 
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