「代表を目ざして常にプレーしている選手はいない」進化する上田綺世がこの言葉に込めた“真意”を訊いた。「成長し続けないと呼ばれなくなる」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年05月19日
「気持ちの持ち方、試合の進め方が格段に進化している」
ワールドカップ予選突破を決めた3月のバーレーン戦で、上田が中盤に下がって前線に出したパスは、彼のプレーの幅の広がりを象徴するシーンだった。あらためてワールドカップ出場を決めた感想を訊いた。
「僕らは“ワールドカップの出場を決める”という気持ちでプレーしていたというよりも、自分たちがしたいサッカーを合わせて表現することを徹底している。僕たちがヨーロッパやいろいろなところでプレーしているなかで、短い時間で選手は合わせることが大事だし、意識しています。
コーチ陣の目標はワールドカップで優勝すること。僕たちは目の前の一戦一戦でしっかりやりたいことを合わせ、成長していくことにフォーカスしていた。ワールドカップを決める時も、日本は予選リーグでダントツだったので、ほぼ出場が決まってたじゃないですか。だから自分らがどういうサッカーをするのか、限られた短い時間で合わせることを意識していたと思います。相手によって戦術だったり、柔軟に対応できるかが大事になることを、試合に出ている選手も、出てない選手もみんな理解しています」
「僕らは“ワールドカップの出場を決める”という気持ちでプレーしていたというよりも、自分たちがしたいサッカーを合わせて表現することを徹底している。僕たちがヨーロッパやいろいろなところでプレーしているなかで、短い時間で選手は合わせることが大事だし、意識しています。
コーチ陣の目標はワールドカップで優勝すること。僕たちは目の前の一戦一戦でしっかりやりたいことを合わせ、成長していくことにフォーカスしていた。ワールドカップを決める時も、日本は予選リーグでダントツだったので、ほぼ出場が決まってたじゃないですか。だから自分らがどういうサッカーをするのか、限られた短い時間で合わせることを意識していたと思います。相手によって戦術だったり、柔軟に対応できるかが大事になることを、試合に出ている選手も、出てない選手もみんな理解しています」
前回のカタール大会予選はスタートで躓いてから、劇的に本大会出場を決めた。しかし今回、「今の日本代表はワールドカップ予選の大事な試合に挑む前の気持ちの持ち方、試合の進め方が格段に進化し、意識もより高まっている」のだと、上田の話を背筋が伸びる思いで聞いた。
「最終予選は難しいものですし、難しいイメージがありましたけれど、やっぱりワールドカップで優勝を目ざす以上、スタッフはそこを見据えてやってます。僕らはまずワールドカップ出場を決めることでしたけど、とにかく自分らが合わせていくこと。合わせる時間がないし、(選手たちの)それぞれのコンディションも違うし、その時その時で相手も違う。アジアの相手は難しいですけれど、それでもしっかり毎試合、うまくいかなくても勝ち続けられたのは、個人のクオリティだったりとか、合わなかったのが少しずつ合ってきているというのがあると思います」
この言葉だけで、6月シリーズに向けて代表チームがどう取り組んでいくのかが分かった気がする。
「そうですね。でも結局、自分のチームでの活動が長いわけで、そこで選手がレベルアップして、レベルを上げた状態でみんながプレーすることで代表チームがレベルアップしていくと思う。代表ってそういうものだと思います。僕もそうだし、他の選手も自分のチームで成長して、レベルアップして、また集合して、さらにハイレベルな部分で合わせていくというのが(大事なこと)。ワールドカップまであと一年。上を目ざす以上、そのことは絶対だと思う。代表を目ざして常にプレーしている選手はいない。自分が成長し続けないと呼ばれなくなってしまうものだと思う」
「最終予選は難しいものですし、難しいイメージがありましたけれど、やっぱりワールドカップで優勝を目ざす以上、スタッフはそこを見据えてやってます。僕らはまずワールドカップ出場を決めることでしたけど、とにかく自分らが合わせていくこと。合わせる時間がないし、(選手たちの)それぞれのコンディションも違うし、その時その時で相手も違う。アジアの相手は難しいですけれど、それでもしっかり毎試合、うまくいかなくても勝ち続けられたのは、個人のクオリティだったりとか、合わなかったのが少しずつ合ってきているというのがあると思います」
この言葉だけで、6月シリーズに向けて代表チームがどう取り組んでいくのかが分かった気がする。
「そうですね。でも結局、自分のチームでの活動が長いわけで、そこで選手がレベルアップして、レベルを上げた状態でみんながプレーすることで代表チームがレベルアップしていくと思う。代表ってそういうものだと思います。僕もそうだし、他の選手も自分のチームで成長して、レベルアップして、また集合して、さらにハイレベルな部分で合わせていくというのが(大事なこと)。ワールドカップまであと一年。上を目ざす以上、そのことは絶対だと思う。代表を目ざして常にプレーしている選手はいない。自分が成長し続けないと呼ばれなくなってしまうものだと思う」