「やっと自分を表現できている」オランダに降り立って1年半、22歳アタッカーは“日本人好き監督”の下でバージョンアップを遂げた「いろいろといじってくる」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年05月06日
「やっぱり結果が必要だと思う。そういう意味でやっぱり悔しかった」
アヤックス戦の三戸は2度、ドリブルで一気に相手ゴール前まで迫ったが、得点を奪うことはできなかった。
「アヤックス戦ではビッグチャンスがあった。そこで結果で応えないといけませんでした。アヤックス相手に爪痕を残したかったというか。アピールもしたかったし。自分はやっぱり結果が必要だと思うので。そういう意味でやっぱり悔しかったです」
アヤックス戦相手に得意のドリブルから決定機を作った三戸に対し、スタイン監督からのフィードバックは「ナイスプレー」だったのか、それとも「決めろ」だったのか?
「『ああいう風にシュートを打てるところまで行くのが大事』と言われました。『決めろ』もあります。『やっぱり(シュート)練習だな』とは言われてます。(アヤックス戦での逸機は)お客さんからしたら、やっぱりビッグチャンスを決めてほしい。自分もそこは分かっているから真摯に受け止めてます。だけど過去には戻れないので、この先、見返す気持ちでやって点を取りたい」
現役時代はエレガントなアタッカーとして名を馳せたノルディン・ブカリコーチに付いてもらい、三戸はシュート練習に励んでいるのだという。
「いろんな形でシュート練習をやってます。元プロのサッカー選手なので分かりやすく説得力があり、素直に受け入れることができます。本当にいい練習になりますね」
三戸に対してスタイン監督が「シュートを打てるところまで行くのが大事なんだ」と言ったことを聞き、私は昨季までスパルタでプレーしていた斉藤光毅(現QPR)の言葉を思い出していた。
「冬の合宿中にスタイン監督と話す機会がありました。そこで『もっと結果を残さないといけないと思います』と言ったら『そんなに気負うな。結果、結果となると逆に結果がついてこない。まずはチームのために自分のストロングポイントを出し、やるべきことをやれば、私は評価する』と言われて少し気が楽になりました」(2023年3月、斉藤光毅)
ちなみに当時のスタインはスパルタの監督として1期目。その後アヤックスを経て、今は2期目だ。
斉藤との話を三戸とシェアすると、「監督はこっちの気持ちを考えてくれているのか、マネジメントのところがうまいのかもしれませんね」と答えた。
「光毅くんもずっと試合に出ていたし、監督は日本人が好きな感じがします。自分にもオフ・ザ・ピッチで、オランダ語でいろいろといじってくるんです」
「アヤックス戦ではビッグチャンスがあった。そこで結果で応えないといけませんでした。アヤックス相手に爪痕を残したかったというか。アピールもしたかったし。自分はやっぱり結果が必要だと思うので。そういう意味でやっぱり悔しかったです」
アヤックス戦相手に得意のドリブルから決定機を作った三戸に対し、スタイン監督からのフィードバックは「ナイスプレー」だったのか、それとも「決めろ」だったのか?
「『ああいう風にシュートを打てるところまで行くのが大事』と言われました。『決めろ』もあります。『やっぱり(シュート)練習だな』とは言われてます。(アヤックス戦での逸機は)お客さんからしたら、やっぱりビッグチャンスを決めてほしい。自分もそこは分かっているから真摯に受け止めてます。だけど過去には戻れないので、この先、見返す気持ちでやって点を取りたい」
現役時代はエレガントなアタッカーとして名を馳せたノルディン・ブカリコーチに付いてもらい、三戸はシュート練習に励んでいるのだという。
「いろんな形でシュート練習をやってます。元プロのサッカー選手なので分かりやすく説得力があり、素直に受け入れることができます。本当にいい練習になりますね」
三戸に対してスタイン監督が「シュートを打てるところまで行くのが大事なんだ」と言ったことを聞き、私は昨季までスパルタでプレーしていた斉藤光毅(現QPR)の言葉を思い出していた。
「冬の合宿中にスタイン監督と話す機会がありました。そこで『もっと結果を残さないといけないと思います』と言ったら『そんなに気負うな。結果、結果となると逆に結果がついてこない。まずはチームのために自分のストロングポイントを出し、やるべきことをやれば、私は評価する』と言われて少し気が楽になりました」(2023年3月、斉藤光毅)
ちなみに当時のスタインはスパルタの監督として1期目。その後アヤックスを経て、今は2期目だ。
斉藤との話を三戸とシェアすると、「監督はこっちの気持ちを考えてくれているのか、マネジメントのところがうまいのかもしれませんね」と答えた。
「光毅くんもずっと試合に出ていたし、監督は日本人が好きな感じがします。自分にもオフ・ザ・ピッチで、オランダ語でいろいろといじってくるんです」
藤田俊哉(現ジュビロ磐田スポーツダイレクター)とスタイン監督、ヤイ・ドゥリーセンコーチは、VVVフェンロで一緒に仕事をした仲で、今も3人の付き合いは続いている。
「僕もクラブハウスで俊哉さんと会いました! 俊哉さんがユトレヒトでプレーしていた2003年というと僕はまだ1歳。その時の話をしてくれたり、生活や食事のことに気をかけたりしてくれました」
さらにヘッド・オブ・フィジカルパフォーマンスの相良浩平もスパルタに所属している。スタイン監督に関わる日本人たちのキャラクターを、私もよく知るだけに、彼が日本人びいきになるのも分かる気がする。
「僕もクラブハウスで俊哉さんと会いました! 俊哉さんがユトレヒトでプレーしていた2003年というと僕はまだ1歳。その時の話をしてくれたり、生活や食事のことに気をかけたりしてくれました」
さらにヘッド・オブ・フィジカルパフォーマンスの相良浩平もスパルタに所属している。スタイン監督に関わる日本人たちのキャラクターを、私もよく知るだけに、彼が日本人びいきになるのも分かる気がする。