「俺は何をしにオランダに来たんだ!?」日本が誇る19歳逸材FW、強豪PSV相手の“リーグ初得点”で激白した葛藤と本音。「自分に怒っていた」「今日は持ってましたね」【現地発】
カテゴリ:海外日本人
2025年02月02日
「正直、試合に出てもどういうプレーをしたらいいか分からなかった」
首位PSVを相手に2点のビハインドを負った90分、NECのホーム、デ・ホッフェルト・スタディオンには諦めの雰囲気が漂っていた。終盤に入ってもPSVがボールを握り続け、NECに反撃の機会は訪れない。
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そんなムードを、塩貝健人のゴールが一変させた。相手DFからGKへのバックパスを「狙っていた」という塩貝がダッシュでインターセプトすると、ダブルタッチでGKを交わしてから無人のゴールに反撃の狼煙を上げるシュートを蹴り込んだ。
「スピードは自分の長所。出場時間が短いので積極的にやっていこうと思っていた。シュートを打つか迷ったが、何も考えることなく本能的にGKを交わしました。今日は持ってましたね」
押せ押せムードのNECは後半アディショナルタイム4分、CKからブライアン・リンセンが技ありのゴールを決めて、強豪相手に3-3で引き分けた。
塩貝にとってこの日の鍵となったのがファーストプレー。84分からピッチに入り、リンセンと2トップを組んだ塩貝はその2分後、自陣でPSVのCBをブロックしながら浮き球をキープし、反転からの股抜でマークを剥がした。
「ああいうプレーから自分は流れを作っていくタイプ。しっかりボールを収めて簡単にプレーしようとしたんですが、パスの出し先を探したけれど見つからなかった。ならば自分で行くしかない。しかもスコアーは1対3だった。ミスしたら全然ダメなプレーなんですが、DFを抜くことができたので、自分に良い流れがあった。その流れを崩すことなく得点することができました」
KNVBカップ1回戦の対ズヴォーレ戦(4-3)で勝ち越しゴールを決め、ヒーローになった塩貝だったが、オランダリーグのゴールはこれが初めてだった。
「リーグ戦12試合で初ゴール。出場試合数は多いけれど得点がなく、自分としても納得してなかった。『プレー時間が短い(計126分。平均10.5分)』ことを少し言い訳にしていた部分もありました。しかしバイエルン相手に上田綺世選手(フェイエノールト)が、福田師王選手(ボルシアMG)、後藤啓介(アンデルレヒト)も途中出場で点を取っている。『言い訳はできない。ストライカーだったら短い時間でも点を取らないといけない。今日は何分から試合に出ても、絶対に点を取ろう』と思いながら試合に臨みました。
練習から調子が良かったので『もっと早く出せよ』とも思ってましたが(笑)。NECには小川航基くんもリンセンもいるので、短い時間の中で結果を残さないと、自分はずっとスタメンになることができませんしね。しっかり今日は得点できたので、そこは成長です」
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そんなムードを、塩貝健人のゴールが一変させた。相手DFからGKへのバックパスを「狙っていた」という塩貝がダッシュでインターセプトすると、ダブルタッチでGKを交わしてから無人のゴールに反撃の狼煙を上げるシュートを蹴り込んだ。
「スピードは自分の長所。出場時間が短いので積極的にやっていこうと思っていた。シュートを打つか迷ったが、何も考えることなく本能的にGKを交わしました。今日は持ってましたね」
押せ押せムードのNECは後半アディショナルタイム4分、CKからブライアン・リンセンが技ありのゴールを決めて、強豪相手に3-3で引き分けた。
塩貝にとってこの日の鍵となったのがファーストプレー。84分からピッチに入り、リンセンと2トップを組んだ塩貝はその2分後、自陣でPSVのCBをブロックしながら浮き球をキープし、反転からの股抜でマークを剥がした。
「ああいうプレーから自分は流れを作っていくタイプ。しっかりボールを収めて簡単にプレーしようとしたんですが、パスの出し先を探したけれど見つからなかった。ならば自分で行くしかない。しかもスコアーは1対3だった。ミスしたら全然ダメなプレーなんですが、DFを抜くことができたので、自分に良い流れがあった。その流れを崩すことなく得点することができました」
KNVBカップ1回戦の対ズヴォーレ戦(4-3)で勝ち越しゴールを決め、ヒーローになった塩貝だったが、オランダリーグのゴールはこれが初めてだった。
「リーグ戦12試合で初ゴール。出場試合数は多いけれど得点がなく、自分としても納得してなかった。『プレー時間が短い(計126分。平均10.5分)』ことを少し言い訳にしていた部分もありました。しかしバイエルン相手に上田綺世選手(フェイエノールト)が、福田師王選手(ボルシアMG)、後藤啓介(アンデルレヒト)も途中出場で点を取っている。『言い訳はできない。ストライカーだったら短い時間でも点を取らないといけない。今日は何分から試合に出ても、絶対に点を取ろう』と思いながら試合に臨みました。
練習から調子が良かったので『もっと早く出せよ』とも思ってましたが(笑)。NECには小川航基くんもリンセンもいるので、短い時間の中で結果を残さないと、自分はずっとスタメンになることができませんしね。しっかり今日は得点できたので、そこは成長です」
11試合ノーゴールというのはアマチュア時代にはなかった経験だろう。出場時間が短かった点を勘案しても、彼にとってはこれが「プロの壁」だったのだろうか。
「間違いない。自信の部分が大きいと思ってます。自分の中で迷いがあって、正直、試合に出てもどういうプレーをしたらいいか分からない時期もありました。自分がゴールを取るイメージが、なかなか想像できなかったので、最近はトッププレーヤーたちの得点シーンとかを動画でずっと見ていた。例えばアグエロとか、自分とタイプの似ている選手のプレーを見ることで、自分の頭の中でゴールを取るイメージができた。別に今日のゴールはたいしたことがなかったですけれど...」
いや、「たいしたことがない」ということはないだろう。チームが意気消沈して、ストライカーまでパスが回ってこない中、相手のパスを奪って自力でゴールを決めたのだから。
「『ひとりでどうにかできる』というのが自分の武器だと思ってます。自分でボールを拾って、自分でマークを剥がしてシュートまで持っていく――、その能力が自分にはある。航基くんとは違うタイプ。航基くんにはない自分の武器だと思う。それを今日は出せたと思います」
「間違いない。自信の部分が大きいと思ってます。自分の中で迷いがあって、正直、試合に出てもどういうプレーをしたらいいか分からない時期もありました。自分がゴールを取るイメージが、なかなか想像できなかったので、最近はトッププレーヤーたちの得点シーンとかを動画でずっと見ていた。例えばアグエロとか、自分とタイプの似ている選手のプレーを見ることで、自分の頭の中でゴールを取るイメージができた。別に今日のゴールはたいしたことがなかったですけれど...」
いや、「たいしたことがない」ということはないだろう。チームが意気消沈して、ストライカーまでパスが回ってこない中、相手のパスを奪って自力でゴールを決めたのだから。
「『ひとりでどうにかできる』というのが自分の武器だと思ってます。自分でボールを拾って、自分でマークを剥がしてシュートまで持っていく――、その能力が自分にはある。航基くんとは違うタイプ。航基くんにはない自分の武器だと思う。それを今日は出せたと思います」