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森保一監督が胸を張る選手層。「すでに2チーム分くらいは十分に」には賛同しかねる。高井らの起用で収穫も…最終ラインの世界基準はアジア内では試せない

カテゴリ:日本代表

加部 究

2025年03月26日

「それでも決め切るのが強いチーム」

サウジアラビア戦でA代表初スタメンを飾った高井。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 森保一監督は、選手個々のパフォーマンスと尽力には高評価を与えた。

「バーレーン戦からスタメンを6人代えたのでギクシャクしてもおかしくはなかったが、誰が出ても勝つことを示してくれた」

 ゴール前に相手が密集する状況なので、個々の仕掛けやパスには難易度が増し、その分とりわけゴールに直結する仕上げには重圧がかかり、疲労とともに誤差が生じた。

 確かに世界に出ても、日本は常に挑戦者であり続けるわけではなくなった。前回のコスタリカ戦や2014年ブラジル大会のギリシャ戦のように、引いた相手からゴールをこじ開けるのがテーマになる試合もあるので、アジア内で対戦相手が難題を突き付けてきてくれるのは悪い状況ではない。

「それでも決め切るのが強いチーム」

 実際試合後に久保が話したように、世界を見渡せばキリアン・エムバペやラミネ・ヤマルなどは、そんな展開でも当たり前のように奇跡の解決方法を明示している。
 
 一方で森保監督は、世界で勝つための命題として「同じ力で戦える2チーム分の選手層」を求め、「ケガ人やアクシデントも考えれば、3チーム分くらい」と欲張る。指揮官自身は「すでに2チーム分くらいは十分に」と胸を張るが、そこには賛同しかねる。

 サウジアラビア戦では、実力的にはいつ欧州に出ても不思議はない高井幸大を抜擢し、1トップの前田や右サイドでは菅原由勢と有効なオプションを確認できて収穫になった。

 だが最終ラインの世界基準はアジア内では試せないし、本大会へ向けては代謝も含めて厳しい取捨選択も必要になる。これからは強化試合のマッチメイクも含めて、日本サッカーの総力戦が始まる。

取材・文●加部究(スポーツライター)

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