［北中米W杯アジア最終予選］日本 ０－０ サウジアラビア／３月25日／埼玉スタジアム2002

　森保一監督が率いる日本代表は、３月25日に開催された北中米ワールドカップ・アジア最終予選の第８節でサウジアラビア代表とホームで対戦した。

　すでにW杯出場を決めている日本は立ち上がりから主導権を握ったなか、９分に前田大然がポスト直撃のシュートを放つなど多くのチャンスを作ったが得点は奪えず、スコアレスで前半を終える。

　後半に入っても圧倒的にゲームを支配して相手ゴールに迫ったが、最後までネットを揺らせず。０－０で引き分けた。
【画像】日本代表のサウジアラビア戦出場16選手＆監督の採点・寸評を一挙紹介！ 最高点は初スタメンの20歳など４選手。MOMはリンクマンとなった15番

▼日本代表のチーム採点「5.5」

　W杯出場を決めた後の一戦で、上田綺世と守田英正が故障で離脱、コンディション不良の三笘薫がベンチ外となるなか、20日のバーレーン戦からスターティングメンバーを６人入れ替え。20歳のDF高井幸大を初先発させ、１トップに前田を起用した。

　序盤からボールは支配したものの、５－４－１のブロックを敷いたサウジの守備の攻略に大苦戦。崩し切れず、前田が２度の決定機をモノにできないなど決定力を欠いて、勝利を逃した。

　ピンチも少なく、ずば抜けて目立った活躍はした選手はいないため、最高点は6.5点止まり。先発デビュー戦とは思えない堂々たるプレーを披露した高井、的確なポジション取りでリンクマンとなった鎌田大地、果敢に仕掛けて敵にとって厄介な存在となった久保建英、そして前半は左サイドから何度も崩した中村敬斗の４人に付与した。

　マン・オブ・ザ・マッチは鎌田と久保で迷ったが、よりピッチで支配的だった前者を選んだ。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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