名古屋――矢野のオーバーラップは大きな武器に。

【警告】G大阪=なし 名古屋=矢野(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】矢野貴章(名古屋)

後半は苦しい展開も名古屋はなんとか89分に追い付いた。この勝点1が今後につながれば良いが。写真:浦正弘
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢崎正剛 5.5
1失点目、2失点目は相手のシュートを褒めるべき。3失点目はボールに触れたものの、かき出せず無念の結果となった。
DF
19 矢野貴章 7
前半は宇佐美の突破を食い止め、右サイドに蓋をした。川又の2点目をアシストしたクロスは秀逸。終了間際には値千金の同点ゴールを決め、チームを敗北から救った。
5 大武 峻 5.5
目立ったのはセットプレーでの強さ。2本の惜しいヘッドを放った。その利点を守備面でも活かせていれば……。
2 竹内 彬 5.5
身体を張りパトリックの進攻を食い止め、周囲に声をかけながら最終ラインを牽引した。それでもスピードのある宇佐美とのマッチアップでは難があった。
33 安田理大 5.5
くさびのパス、的確なフォローと前の選手を助ける動きは随所に見られた。反面、1失点目は左から崩されるなど、守備で後手を踏むシーンがあった。
MF
10 小川佳純 6
中盤の右に入り、SBの矢野と協力して宇佐美、藤春の突破をケアした。攻撃面での貢献は不足するも、正確なプレースキックは光った。
15 イ・スンヒ 6.5
前半は“中盤の掃除人”としてよく働いた。高い危険察知能力とフィジカルでボールをハントし続け、チャンスと見るや果敢に前に運んだ。後半、そのハイパフォーマンスが続かなかったのは残念。
13 磯村亮太 6.5
G大阪のパスの供給源である遠藤と倉田に気を配りながら、バイタルエリアに入ってきた相手に冷静に対応。89分には絶妙なクロスで矢野のゴールをアシスト。今季一番の出来と言って良かった。
11 永井謙佑 5.5
川又の頭でのすらしに反応し、先制点につながるクロスを供給した。だがそれ以降は裏への意識はあったものの、ボールの扱いが雑でチャンスにつなげられず。ドリブルもG大阪守備陣に止められた。
20 矢田 旭 6.5(85分OUT)
最前線で川又に絡み、ボランチが攻め上がった際にはその穴をカバー。攻守の潤滑油として走り回った。先制点につながるクロスへの飛び込みも評価したい。後半はややガス切れとなった。
FW
32 川又堅碁 6.5
シモビッチの欠場を受け、リーグ戦では1トップとして初のスタメンを飾る。開始3分にはゴール前のこぼれ球を拾い、冷静にフィニッシュ。ポストプレーに安定感がなかったのはマイナスだが、劣勢に立たされた後半には打点の高いヘッドで2ゴール目を決めた。
交代出場
DF
6 古林将太 -(85分 IN)
通常通り中盤の右サイドに入る。投入された2分後にゴールを決められるなど、バタバタした試合展開で流れに乗れなかった。
監督
小倉隆史 4.5
川又、矢田、小川の起用は奏功。前半は終了間際の失点を除き、攻守ともに機能していた。だが、いつもながらに後半に失速。同じ展開で勝点を逃がし過ぎている。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 楢崎正剛 5.5
1失点目、2失点目は相手のシュートを褒めるべき。3失点目はボールに触れたものの、かき出せず無念の結果となった。
DF
19 矢野貴章 7
前半は宇佐美の突破を食い止め、右サイドに蓋をした。川又の2点目をアシストしたクロスは秀逸。終了間際には値千金の同点ゴールを決め、チームを敗北から救った。
5 大武 峻 5.5
目立ったのはセットプレーでの強さ。2本の惜しいヘッドを放った。その利点を守備面でも活かせていれば……。
2 竹内 彬 5.5
身体を張りパトリックの進攻を食い止め、周囲に声をかけながら最終ラインを牽引した。それでもスピードのある宇佐美とのマッチアップでは難があった。
33 安田理大 5.5
くさびのパス、的確なフォローと前の選手を助ける動きは随所に見られた。反面、1失点目は左から崩されるなど、守備で後手を踏むシーンがあった。
MF
10 小川佳純 6
中盤の右に入り、SBの矢野と協力して宇佐美、藤春の突破をケアした。攻撃面での貢献は不足するも、正確なプレースキックは光った。
15 イ・スンヒ 6.5
前半は“中盤の掃除人”としてよく働いた。高い危険察知能力とフィジカルでボールをハントし続け、チャンスと見るや果敢に前に運んだ。後半、そのハイパフォーマンスが続かなかったのは残念。
13 磯村亮太 6.5
G大阪のパスの供給源である遠藤と倉田に気を配りながら、バイタルエリアに入ってきた相手に冷静に対応。89分には絶妙なクロスで矢野のゴールをアシスト。今季一番の出来と言って良かった。
11 永井謙佑 5.5
川又の頭でのすらしに反応し、先制点につながるクロスを供給した。だがそれ以降は裏への意識はあったものの、ボールの扱いが雑でチャンスにつなげられず。ドリブルもG大阪守備陣に止められた。
20 矢田 旭 6.5(85分OUT)
最前線で川又に絡み、ボランチが攻め上がった際にはその穴をカバー。攻守の潤滑油として走り回った。先制点につながるクロスへの飛び込みも評価したい。後半はややガス切れとなった。
FW
32 川又堅碁 6.5
シモビッチの欠場を受け、リーグ戦では1トップとして初のスタメンを飾る。開始3分にはゴール前のこぼれ球を拾い、冷静にフィニッシュ。ポストプレーに安定感がなかったのはマイナスだが、劣勢に立たされた後半には打点の高いヘッドで2ゴール目を決めた。
交代出場
DF
6 古林将太 -(85分 IN)
通常通り中盤の右サイドに入る。投入された2分後にゴールを決められるなど、バタバタした試合展開で流れに乗れなかった。
監督
小倉隆史 4.5
川又、矢田、小川の起用は奏功。前半は終了間際の失点を除き、攻守ともに機能していた。だが、いつもながらに後半に失速。同じ展開で勝点を逃がし過ぎている。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

6月23日発売号のサッカーダイジェストの特集は、J1全18クラブの補強&改善計画書。今季前半戦の戦いぶりを振り返りつつ、第2ステージに向けた強化ポイントを探ってみました。インタビューでは、大宮の家長選手、柏の中村選手が登場。クラブダイジェストでは、熊本を取り上げています。