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「ボールが止まって見えた」完璧ヘッドを叩き込んだ19歳日本人FWがオランダで深める自信。「運を引き寄せる行動をしてきた」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2025年03月10日

スタンドで見守った両親と、高校サッカー選抜チームへの熱い思い

NECで切磋琢磨するサムライ3人衆。左から塩貝、小川、佐野のアタッカートリオだ。写真:中田徹

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 ピッチの上を駆け回り、巨漢CBと激しく身体をぶつけ合い、ボールを追い続けた塩貝は「ピッチに入ってキツイなと感じて、電光掲示板を見たら”70(分)”と出ていて『ヤバい』と思った。だけど気合で走り続けました」と気迫のプレー。その背景にはスタンドに座る両親と、高校サッカー選抜チームへの熱い思いがあった。

「オランダに来る決断は、僕も覚悟がいりました。親としても、僕を信じてくれて送り出してくれたと思う。その期待に今日は応えないとダメだと思っていた。この試合には(欧州遠征中の)高校選抜チームが観戦に来るとも聞いていた。今、こうやって海外でプレーしていて振り返ってみると、自分にとって高校選抜はすごく大きな分岐点だった。自分はデュッセルドルフの国際大会に出て優勝して、得点王とMVPをもらい、そこから自信も掴んだ。

 今日はいろんなものが揃っていました。高校選抜もそう。親もそう。前回のフェイエノールト戦に出られなかったこともそう。そしてホームゲーム。そういう意味で、練習から強度を高くやれていた。今日は良いプレーができたというわけではないですけれど、気持ちの部分は出せたと思う」
 
 昨年8月末にNECに加入してから、塩貝は公式戦18試合に出場し3ゴール・1アシストのスタッツを残しているが、そのうち先発したのはKNVBカップ2回戦の対ヘラクレス戦(0-1で敗退)のみ。「初めて海外に出たけれど、うまくいかないことばかりだった」と塩貝は振り返る。「しかし腐っている暇はない。両親だけでなく、いろいろな人が僕に期待している。それに対して僕はサッカーで返さないといけない」と努力を重ね、ゴー・アヘッド・イーグルス戦で本人曰く「運(=ゴラッソ)」を引き寄せた。

「僕と両親が描いた『海外でのサッカーキャリア』とはかけ離れています。でも、今シーズン、3ゴール。満足はしてないですけれど、食らいついているんじゃないかと思う。日頃からそこは意識しています」

 入団会見で「今シーズン、得点王を狙います」と宣言したことを思い起こすと、確かにイメージとかけ離れている。

「そこはずっと目ざしていくところだと思う。今日はヘッドで点を取れて、監督に良いアピールができたと思う。何回も(良いプレーを)繰り返し、次の試合もこのくらいの気迫でやれるように頑張ります」
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