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大津で新たに10番を背負う福島京次が刺激を受けた2人。1人は先輩の嶋本悠大、もう1人は選手権の対戦相手

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年02月24日

「球際の激しさと身体の強さに衝撃を受けた」

 そしてもう1人。福島に影響を与えた選手がいた。それは先の高校選手権3回戦で敗れた流通経済大柏のMF亀田歩夢(現・富山)だった。この試合で福島は1-2で迎えた試合終了間際に投入されると、亀田と競り合うシーンが数回訪れた。

「亀田選手は僕と身長が変わらないし(注/福島は171センチ、亀田は168センチ)、フィジカル面でも見た目がガッチリしているわけではないのですが、プレスの時にガッと強く寄せてくるんです。正直、テクニック系の選手だと思っていたので、あの球際の激しさと身体の強さに衝撃を受けて、『相手(流通経済大柏)とはもう身体のベースの部分が違うんだ』と痛感しました。

 僕も側から見たら大きいわけでも、ゴツいわけでもないので、もっと身体を鍛えないといけないと思い、そこから朝練でチューブトレーニングを入れたり、体幹を鍛えたりと、筋トレを意欲的にやるようになりました」
 
 嶋本と亀田。2人の存在が、昨年度に最後まで主軸になりきれなかった悔しさと、10番を背負うと同時にキャプテンにも就任した責任やプライドを大きく刺激して、これからの福島の血肉になろうとしている。

「スタメンだろうが、そうじゃなかろうが、技術だけではなく球際などの面でも自分の力を出して、チームを勢いづける選手になる。フィジカルでは絶対に負けたくないですし、身体をぶつけた状態でドリブルやキープ、フィニッシュなどの技術を発揮する選手になりたい。そうならないと昨年のようにプレミアは勝ち抜けないと思うし、流通経済大柏にも勝てないと思います」

 決意新たに一歩を踏み出した『公立校の雄』の新10番。これから逞しくパワーアップしていく姿にぜひ注目をしてほしい。

取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)

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