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大津で新たに10番を背負う福島京次が刺激を受けた2人。1人は先輩の嶋本悠大、もう1人は選手権の対戦相手

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2025年02月24日

「改めて凄い人だなと思いました」

新チームで10番を託された福島。これからの成長が楽しみな逸材だ。写真:安藤隆人

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「今日のようなプレーをしていたら、僕は『あの人たち』には追いつけない」

 九州新人大会の準々決勝で、東福岡にPK戦負けを喫した大津のMF福島京次は、敗戦後にこう口にした。新チームにおいて彼が背負った番号は「10」。嶋本悠大(現・清水)から引き継いだナンバーだ。

 嶋本は昨年に高円宮杯プレミアリーグを初制覇したチームの攻守の要で、優れた守備力と前への推進力、高いフィニッシュの精度というハイスペックな能力を駆使して何度も勝利に導いた。

 福島も運動量が豊富で、ずば抜けたボールキープ力と的確な状況判断から一気に前線を追い越してボックス内に侵入していくなど、多彩な攻撃力を持っている。昨年はプレミアリーグWESTで14試合に出場。途中出場がメインながらも2ゴールをマークするなど、試合の流れを変える存在として活躍した。だからこそ、山城朋大監督をはじめとしたスタッフも、新チームの軸として信頼を寄せ、10番を託したのだった。

「ゲームメイクとチャンスメイクを期待されてもらった番号だと思います。自分が背負うんだというプレッシャーはありましたが、それでも期待に応えないといけない。でも、こうして勝ちきれないようでは、まだまだ足りないところがあるということですし、昨年は実力派揃いの3年生たちに引っ張ってもらっていたので結果が出たということを改めて感じました」
 
 責任と悔しさを感じるなかで、偉大な先輩が見せてくれた姿に、福島は向上心を大きく揺さぶられていた。

「東京ヴェルディとのJ1開幕戦を見ていたのですが、嶋本さんはいきなり出番を得て、あんなに短い出場時間だったにもかかわらず、自分らしさを全開に出して、チーム全体にも勢いを与えるプレーをしていた。そこは改めて凄い人だなと思いましたし、自分も早く追い付きたい」

 嶋本は後半アディショナルタイムの投入でプレー時間はわずかだった。それでも鋭い出足からのインターセプトを見せると、そのまま間髪入れずにドリブルで一気に運んでいくプレーで、国立競技場の大観衆を沸かせた。

 ついこのあいだまで一緒にプレーしていた選手が、違うユニホームを着て、華々しいプロの舞台で躍動する。これに福島はこの上なく発奮した。

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