進路選択にも注目
ヴィッセル神戸のFW大迫勇也に続く本格派ストライカーとして、複数のJクラブが熱視線を送るのが鹿児島城西高のFW大石脩斗(2年)だ。
185センチの恵まれたフィジカルに、スピードを備えるほか、高校入学後は大迫のプレーを手本にポストプレーやターンに磨きをかけ、プレーの幅を広げてきた。世代ナンバーワンの点取り屋としての評価されており、今年に入ってからは唯一の高2として高校選抜に選ばれただけでなく、U-20日本代表のトレーニングパートナーにも選ばれた。合間を縫ってJクラブの練習にも参加するなど、多忙な日々を送っている。
今後もJクラブや高校選抜としての活動が予定されているため、自チームでの活動は限られている。2月15日から行なわれた九州新人大会は、チームメイトとの息を合わす数少ない舞台。連戦を考慮し、各チームがターンオーバーで大会に臨むなか、鹿児島城西の場合は大石とチームメイトの連係を合わすため、いずれの試合も現状のベストメンバーで挑んだ。
大型であるため、ポストプレイヤーであると思われがちだが、本人が最大の強みにしているのは足の速さ。高校入学後は筋力強化に励んだ影響もあり、そのスピードは最大時速35キロを記録するほどだ。
「前を向いたら誰にも負ける気がしない。いかに自分で前向きを作って仕掛けられるか。それにスピードに乗った状態から裏でもらおうと意識しています」
本人の得意とするパターンに入れば、簡単には止められない。予選リーグ初戦の国見戦で2点を奪い幸先のスタートを切ったが、以降は無得点。佐賀東と対戦した準決勝も、チャンスを作りながらもゴールネットを揺らせず、試合後は「今日は点を決められるシーンがあって負けたので自分のせい」と唇を噛んだ。
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今後もJクラブや高校選抜としての活動が予定されているため、自チームでの活動は限られている。2月15日から行なわれた九州新人大会は、チームメイトとの息を合わす数少ない舞台。連戦を考慮し、各チームがターンオーバーで大会に臨むなか、鹿児島城西の場合は大石とチームメイトの連係を合わすため、いずれの試合も現状のベストメンバーで挑んだ。
大型であるため、ポストプレイヤーであると思われがちだが、本人が最大の強みにしているのは足の速さ。高校入学後は筋力強化に励んだ影響もあり、そのスピードは最大時速35キロを記録するほどだ。
「前を向いたら誰にも負ける気がしない。いかに自分で前向きを作って仕掛けられるか。それにスピードに乗った状態から裏でもらおうと意識しています」
本人の得意とするパターンに入れば、簡単には止められない。予選リーグ初戦の国見戦で2点を奪い幸先のスタートを切ったが、以降は無得点。佐賀東と対戦した準決勝も、チャンスを作りながらもゴールネットを揺らせず、試合後は「今日は点を決められるシーンがあって負けたので自分のせい」と唇を噛んだ。
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ただ、随所で潜在能力の高さを感じるプレーも見られたのも確かだ。少しでも自由を与えればフィニッシュまで持ち込まれるため、対戦相手は必ず警戒網を敷いてくるが、上手く前を向くことができれば力強さとスピードを生かして、ゴール前まで持ち込んでいく。
佐賀東戦の後半8分には、味方の跳ね返しを前線で受けると3人に囲まれながらも強引に抜け出し、シュート。この一撃はゴールのわずか左に逸れたが、同17分にはゴール前の密集で受けたボールを上手く落とし、FW別府拓眞(2年)の得点をお膳立てした。
自らが前向きで仕掛けることが得点を奪うために一番、確率の高いプレーだと理解しているが、時には周りを使ったほうがゴールに近付ける場面もある。
「連係という課題が出たので、周りともっと話していかなければいけないと思う」と大石は口にしたが、そうしたコミュニケーションはU-20日本代表の活動を経験して得た気付きだったという。
「U-20日本代表はプロ意識が高く、みんながよく喋れる。年齢の幅はあるのですが、年齢関係なく勝つことに向けて喋っている。そこが足りないと感じました。黙っていても上手くいかない。自分がこういうボールが欲しいとか、そういうのを伝えないと分からない。そこはチームに帰ってきてからより伝えるようにしているし、言うばかりではなく周りの意見にも耳を傾けています」
ピッチ内外での気付きを自らの成長に繋げている大石は、この大会後もJクラブに練習参加予定。昨年も含めて、すでに複数のJクラブの練習参加を経験しており、獲得レースは激しさを増している。高校最後の1年、本格派ストライカーの進化とともに彼が選ぶ進路選択にも注目が集まりそうだ。
取材・文●森田将義
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自らが前向きで仕掛けることが得点を奪うために一番、確率の高いプレーだと理解しているが、時には周りを使ったほうがゴールに近付ける場面もある。
「連係という課題が出たので、周りともっと話していかなければいけないと思う」と大石は口にしたが、そうしたコミュニケーションはU-20日本代表の活動を経験して得た気付きだったという。
「U-20日本代表はプロ意識が高く、みんながよく喋れる。年齢の幅はあるのですが、年齢関係なく勝つことに向けて喋っている。そこが足りないと感じました。黙っていても上手くいかない。自分がこういうボールが欲しいとか、そういうのを伝えないと分からない。そこはチームに帰ってきてからより伝えるようにしているし、言うばかりではなく周りの意見にも耳を傾けています」
ピッチ内外での気付きを自らの成長に繋げている大石は、この大会後もJクラブに練習参加予定。昨年も含めて、すでに複数のJクラブの練習参加を経験しており、獲得レースは激しさを増している。高校最後の1年、本格派ストライカーの進化とともに彼が選ぶ進路選択にも注目が集まりそうだ。
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