「もったいないなと思いながらやっていました」と語った真意。
「FWとしては、すごく苦しいし、パスを出してくれよと」
試合後、大久保は横浜戦をそう振り返った。チームとしては巧みにパスを回し、ゲームを支配していたが、最大のポイントは前線への供給だ。FW視点で大久保は指摘する。
「つないでいるから落ち着いているところもあるけど、全部がゆっくり(プレー)しようとするから、(中盤を)飛ばして前に出すことがほとんどない」
さらに、大久保はこう続ける「もったいないなと思いながらやっていました」と。パスがつながる展開で「もったいない」と語った真意はこうだ。
「DFを背負うなかでチャンスを作らないといけない。中盤に引いたら出してくれる。けど、ゴール前で相手DFを背負う場面で出してくれれば、何かが生まれる。そこでサイドに出しちゃうと何も生まれず、ゴールに向かえずに終わる場面がめちゃくちゃ多い」
勝点3を手にし、首位をキープしても、いつもの大久保節は健在だった。表面上は厳しく聞こえるが、『気を引き締めろ』というチームメイトへのメッセージでもあるのだろう。
6月18日の16節・アウェー福岡戦。勝利が条件ながら、鹿島や浦和の結果次第では、川崎の第1ステージ優勝が決まる。
取材・文:大木勇(サッカーダイジェスト編集部)
試合後、大久保は横浜戦をそう振り返った。チームとしては巧みにパスを回し、ゲームを支配していたが、最大のポイントは前線への供給だ。FW視点で大久保は指摘する。
「つないでいるから落ち着いているところもあるけど、全部がゆっくり(プレー)しようとするから、(中盤を)飛ばして前に出すことがほとんどない」
さらに、大久保はこう続ける「もったいないなと思いながらやっていました」と。パスがつながる展開で「もったいない」と語った真意はこうだ。
「DFを背負うなかでチャンスを作らないといけない。中盤に引いたら出してくれる。けど、ゴール前で相手DFを背負う場面で出してくれれば、何かが生まれる。そこでサイドに出しちゃうと何も生まれず、ゴールに向かえずに終わる場面がめちゃくちゃ多い」
勝点3を手にし、首位をキープしても、いつもの大久保節は健在だった。表面上は厳しく聞こえるが、『気を引き締めろ』というチームメイトへのメッセージでもあるのだろう。
6月18日の16節・アウェー福岡戦。勝利が条件ながら、鹿島や浦和の結果次第では、川崎の第1ステージ優勝が決まる。
取材・文:大木勇(サッカーダイジェスト編集部)