「アウェーでチェコを破った韓国>>>ホームで2軍に負けた日本」

韓国は6月5日にEURO出場国のチェコを2-1と撃破。一方、日本はEUROに出場できないボスニア・ヘルツェゴビナに1-2で敗れ、韓国メディアの論調も一変した。(C) Getty Images
ネットメディア『デイリーアン』などは「日本-ボスニア、ホームで逆転負けの反応“やはり韓国が…”」と題した記事の中で、「ボスニアは主力が大量に抜けた2軍だった。また、デンマークとの準決勝では延長含め120分戦いPKで勝ち上がった。さらにホーム・アドバンテージなどさまざま面で日本が有利だった。それでも日本はボスニアを圧倒できなかった。カウンター2発に崩れ、逆転負けした。清武は先制点を決めたが、そのほかのチャンスではミスを連発した。もちろん、“欧州組”の本田や香川は抜けたが、2人を除けばほとんどが主力。ハリルホジッチ監督の表情が固まった理由がそこにある」と指摘したほどだ。
それどころか「日本ボスニア、逆転負けに日本の反応“アジアの盟主は韓国”」(ネットメディア『ワールドトゥデイ』)と題した記事では、日本のネット掲示板サイト『2ちゃんねる』に書き込まれた日本のファンたちの反応を翻訳して伝えるメディアもあった。
「アジアの盟主はチェコに2-1で勝った韓国で確定」
「チェコに勝利した韓国がもっと強い」
「アウェーでチェコを破った韓国>>>ホームで2軍に負けた日本」
など、日本のネット住民たちの反応がそのまま記事になった格好だ。
韓国が惨敗すれば日本を羨み、逆に韓国が金星を挙げて日本が黒星に終わると、丁寧にネット住民の反応まで記事にして伝えた韓国メディア。日本でも韓国のことが比較対象としてなにかと引き合いに出されるが、日韓が対照的な結果に終われば終わるほど、その論調の振り幅も大きくなる。6月のAマッチデーは、そんな日韓の宿命を浮き彫りにさせたと言えるのではないだろうか。
文:慎 武宏(スポーツライター)
それどころか「日本ボスニア、逆転負けに日本の反応“アジアの盟主は韓国”」(ネットメディア『ワールドトゥデイ』)と題した記事では、日本のネット掲示板サイト『2ちゃんねる』に書き込まれた日本のファンたちの反応を翻訳して伝えるメディアもあった。
「アジアの盟主はチェコに2-1で勝った韓国で確定」
「チェコに勝利した韓国がもっと強い」
「アウェーでチェコを破った韓国>>>ホームで2軍に負けた日本」
など、日本のネット住民たちの反応がそのまま記事になった格好だ。
韓国が惨敗すれば日本を羨み、逆に韓国が金星を挙げて日本が黒星に終わると、丁寧にネット住民の反応まで記事にして伝えた韓国メディア。日本でも韓国のことが比較対象としてなにかと引き合いに出されるが、日韓が対照的な結果に終われば終わるほど、その論調の振り幅も大きくなる。6月のAマッチデーは、そんな日韓の宿命を浮き彫りにさせたと言えるのではないだろうか。
文:慎 武宏(スポーツライター)

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