「崩せない相手でもなければ、負ける相手でもなかった」。
自らのプレーを振り返れば、「楽しかったですね」と素直な感想を述べる。ただ、言葉とは裏腹にその表情が曇りがちなのは、試合に勝てなかったからだろう。
「崩せない相手でもなければ、負ける相手でもなかった」
悔しさを滲ませるが、「結果、負けているのは、“そういうところ”が足りなかったのかなと思います」と、冷静に敗戦を受け止めている。
宇佐美が言う“そういうところ”とは、後半の戦い方を指す。
「良いテンポではなかったし、カウンターも食らった。もう少し、時間を使いながら、工夫をして、揺さぶりをかけながら隙を突いていく感覚でやれれば良かった」
前半は、自身がいる左サイドに攻撃が偏り過ぎていた。そのバランスを正そうと、後半は「(右ウイングの浅野)拓磨のほうをもっと使おう」という狙いのなか、「右でシンプルに行きすぎたのかもしれない」と反省を口にする。
このアンバランスさを改善しようと努めたが、74分に小林祐希との交代を命じられる。
「自分は全然、疲れていたわけではなかったので」
後半はまだ1本もシュートを打っていなかっただけに、後ろ髪を引かれる思いでピッチを後にしたはずだ。
この日、やり残したことは、9月から始まる最終予選で思い切りぶつけてほしい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「崩せない相手でもなければ、負ける相手でもなかった」
悔しさを滲ませるが、「結果、負けているのは、“そういうところ”が足りなかったのかなと思います」と、冷静に敗戦を受け止めている。
宇佐美が言う“そういうところ”とは、後半の戦い方を指す。
「良いテンポではなかったし、カウンターも食らった。もう少し、時間を使いながら、工夫をして、揺さぶりをかけながら隙を突いていく感覚でやれれば良かった」
前半は、自身がいる左サイドに攻撃が偏り過ぎていた。そのバランスを正そうと、後半は「(右ウイングの浅野)拓磨のほうをもっと使おう」という狙いのなか、「右でシンプルに行きすぎたのかもしれない」と反省を口にする。
このアンバランスさを改善しようと努めたが、74分に小林祐希との交代を命じられる。
「自分は全然、疲れていたわけではなかったので」
後半はまだ1本もシュートを打っていなかっただけに、後ろ髪を引かれる思いでピッチを後にしたはずだ。
この日、やり残したことは、9月から始まる最終予選で思い切りぶつけてほしい。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)