【リオ五輪代表】奇跡の復活を信じる室屋成。「6月末の親善試合」までに間に合えば――

カテゴリ:Jリーグ

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年06月09日

リオ五輪はキャリアの選択肢を広げられるチャンス。

同僚の中島(10番)とともに、五輪出場を狙う。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

――FC東京では、U-23日本代表のチームメイトでもある中島選手(右膝を負傷中)と一緒にトレーニングをしていますね。
 
 (中島)翔哉はとてもポジティブで、焦っている様子もない。黙々と(自分を)追い込むので、刺激になるというか、負けたくないです。お互いに高め合っていきたいですね。

――メンタルの部分はどうですか?怪我をする前と後で変化は?

 サッカーへの想いを再確認できました。自分がどれだけプレーしたいか、サッカーに懸けているか。一日も早くボールを蹴りたいです。

――リオ五輪の本大会まで2か月を切りました。

 怪我をした頃は焦っていましたが、今は考え過ぎても仕方ないというスタンスに変わりました。FC東京で良いパフォーマンスを見せられれば、それが五輪につながる。スタメンを取るくらいの気持ちで頑張って、結果を出したいです。

――リハビリの期間、U-23代表の試合は観ましたか?

 できるだけ観ないようにしているんですが、どうしても観てしまう自分がいる。この前のガーナ戦も少し観て、勝っているのを確認したらチャンネルを変えて……、みたいな感 じです(笑)。

――それはある意味、〝嫉妬〞なんでしょうか?

 うーん、言葉で上手く説明できません(苦笑)。ただ、観ているとサッカーをやりたくなるし、悔しい気持ちはありますね。
 
――手倉森監督にはどんな言葉をかけられていますか?

 「早く治せ!」と(笑)。それだけですね。

――室屋選手をはじめ怪我人が相次いでいるSBは、オーバーエイジを含めたメンバー選考が注目されています。

 気にならないと言えば嘘になります。五輪出場を目指している以上、メンバー選考は意識してしまうもの。でも、さっきも言ったように焦っても仕方ないので、自分を信じて突き進むだけです。

――リオ五輪に参戦できたら、室屋選手にとっては2011年のU-17ワールドカップ以来の世界大会です。

 勝って当然のアジア予選と違って、(リオ五輪は)チャレンジャーとして臨む大会だと思います。強いチームに立ち向かうのは好きなので、是が非でも出たいですね。そこでの活躍次第でサッカー人生も変わる。ある意味、キャリアの選択肢を広げられるチャンスですからね。そのピッチに立ちたいです。
【関連記事】
リオ五輪代表にオーバーエイジは必要か?本田、長友、香川ら北京五輪世代に見る功罪
【リオ五輪代表】OAの人選は?拘束期間は?予備登録締め切りの6月10日を前に、押さえておきたい5つのポイント
【韓国メディアの視点】一喜一憂の6月Aマッチ。惨敗で「日本人になりたい…」が、金星で「韓国>>>日本」に
【EURO2016】ブレイク必至の新進気鋭10選――スターダムを駆け上がるのはコイツらだ!
【イタリア人監督の日本評|前編】組織戦術の観点で言えば、これほどオーガナイズされた代表チームは世界でも少ない

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ