アデミウソンの能力は非凡。チームとしての活かし方が定まれば…。
決定率トップに立ったのは、シュート7本で3ゴールを挙げたG大阪のアデミウソンだ。サンプル数が少ないために手放しで評価はできないが、「42.9%」という数字は、このブラジル人の個人能力の高さを表しているとも言えるだろう。
昨季の横浜で8得点・3アシストをマークしたアデミウソンは、ご存知のとおり新天地のG大阪にフィットしているとは言い難い。ここまで満足なプレータイム(445分)を与えられていない事実からも、現状は察せる。
ただ一方で、ボールを持てばアイデア溢れるプレーで攻撃にアクセントをつけ、実際に高い決定率でゴールも挙げた。つまり、このブラジル人が力を発揮できていないのは、G大阪が彼の活かし方を見出せていないということだろう。
コンスタントに出場を重ねる他のFWたちを見ていくと、際立つのは神戸のレアンドロと名古屋のシモビッチか。前者はPKでのゴールがゼロにも関わらず、シュート20本で6ゴール(30.0%)。後者は27本で8ゴール(29.6%)を挙げ、PKは1点のみだ。
このふたりは、得点王レースを牽引する大久保やP・ウタカよりも、大幅にシュート数が少ない。これは、チームとしての完成度の差と無関係ではないはずだ。レアンドロとシモビッチは、大久保やP・ウタカよりも厳しい条件下で、決して多くない決定機をモノにしてきたとの見方ができる。
最後にJ1得点ランクトップに立つ大久保とP・ウタカについて言及すれば、いずれもシュート数が35本越えと、明らかに他の選手よりチャンスに顔を出す頻度が高い。これは川崎、広島ともに攻撃の形が確立されている影響が大きく、今後もこのふたりのストライカーを軸に得点王レースが展開されていきそうだ。
◆J1得点ランクトップ10
1位 大久保嘉人(川崎) 24.3%
9得点[2]/37本(12試合)
1位 ピーター・ウタカ(広島) 25.7%
9得点[2]/35本(11試合)
3位 シモビッチ(名古屋) 29.6%
8得点[1]/27本(11試合)
4位 金崎夢生(鹿島) 19.4%
6得点[0]/31本(11試合)
4位 興梠慎三(浦和) 22.2%
6得点[0]/27本(11試合)
4位 クリスティアーノ(甲府) 16.7%
6得点[0]/36本(12試合)
4位 ジェイ(磐田) 40.0%
6得点[3]/15本(5試合)
4位 レアンドロ(神戸) 30.0%
6得点[0]/20本(9試合)
9位 小林 悠(川崎) 21.7%
5得点[0]/23本(11試合)
9位 ラファエル・シルバ(新潟) 31.3%
5得点[0]/16本(8試合)
9位 渡邉千真(神戸) 22.7%
5得点[1]/22本(11試合)
昨季の横浜で8得点・3アシストをマークしたアデミウソンは、ご存知のとおり新天地のG大阪にフィットしているとは言い難い。ここまで満足なプレータイム(445分)を与えられていない事実からも、現状は察せる。
ただ一方で、ボールを持てばアイデア溢れるプレーで攻撃にアクセントをつけ、実際に高い決定率でゴールも挙げた。つまり、このブラジル人が力を発揮できていないのは、G大阪が彼の活かし方を見出せていないということだろう。
コンスタントに出場を重ねる他のFWたちを見ていくと、際立つのは神戸のレアンドロと名古屋のシモビッチか。前者はPKでのゴールがゼロにも関わらず、シュート20本で6ゴール(30.0%)。後者は27本で8ゴール(29.6%)を挙げ、PKは1点のみだ。
このふたりは、得点王レースを牽引する大久保やP・ウタカよりも、大幅にシュート数が少ない。これは、チームとしての完成度の差と無関係ではないはずだ。レアンドロとシモビッチは、大久保やP・ウタカよりも厳しい条件下で、決して多くない決定機をモノにしてきたとの見方ができる。
最後にJ1得点ランクトップに立つ大久保とP・ウタカについて言及すれば、いずれもシュート数が35本越えと、明らかに他の選手よりチャンスに顔を出す頻度が高い。これは川崎、広島ともに攻撃の形が確立されている影響が大きく、今後もこのふたりのストライカーを軸に得点王レースが展開されていきそうだ。
◆J1得点ランクトップ10
1位 大久保嘉人(川崎) 24.3%
9得点[2]/37本(12試合)
1位 ピーター・ウタカ(広島) 25.7%
9得点[2]/35本(11試合)
3位 シモビッチ(名古屋) 29.6%
8得点[1]/27本(11試合)
4位 金崎夢生(鹿島) 19.4%
6得点[0]/31本(11試合)
4位 興梠慎三(浦和) 22.2%
6得点[0]/27本(11試合)
4位 クリスティアーノ(甲府) 16.7%
6得点[0]/36本(12試合)
4位 ジェイ(磐田) 40.0%
6得点[3]/15本(5試合)
4位 レアンドロ(神戸) 30.0%
6得点[0]/20本(9試合)
9位 小林 悠(川崎) 21.7%
5得点[0]/23本(11試合)
9位 ラファエル・シルバ(新潟) 31.3%
5得点[0]/16本(8試合)
9位 渡邉千真(神戸) 22.7%
5得点[1]/22本(11試合)