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【J1決定率ランキング|選手編】大久保やP・ウタカを凌駕する「42.9%」。新天地で苦しむブラジル人が「決定力王」に

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年05月20日

アデミウソンの能力は非凡。チームとしての活かし方が定まれば…。

シュート7本で3ゴールのアデミウソン。G大阪の調子が上がってくれば……。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 決定率トップに立ったのは、シュート7本で3ゴールを挙げたG大阪のアデミウソンだ。サンプル数が少ないために手放しで評価はできないが、「42.9%」という数字は、このブラジル人の個人能力の高さを表しているとも言えるだろう。

 昨季の横浜で8得点・3アシストをマークしたアデミウソンは、ご存知のとおり新天地のG大阪にフィットしているとは言い難い。ここまで満足なプレータイム(445分)を与えられていない事実からも、現状は察せる。

 ただ一方で、ボールを持てばアイデア溢れるプレーで攻撃にアクセントをつけ、実際に高い決定率でゴールも挙げた。つまり、このブラジル人が力を発揮できていないのは、G大阪が彼の活かし方を見出せていないということだろう。

 コンスタントに出場を重ねる他のFWたちを見ていくと、際立つのは神戸のレアンドロと名古屋のシモビッチか。前者はPKでのゴールがゼロにも関わらず、シュート20本で6ゴール(30.0%)。後者は27本で8ゴール(29.6%)を挙げ、PKは1点のみだ。

 このふたりは、得点王レースを牽引する大久保やP・ウタカよりも、大幅にシュート数が少ない。これは、チームとしての完成度の差と無関係ではないはずだ。レアンドロとシモビッチは、大久保やP・ウタカよりも厳しい条件下で、決して多くない決定機をモノにしてきたとの見方ができる。

 最後にJ1得点ランクトップに立つ大久保とP・ウタカについて言及すれば、いずれもシュート数が35本越えと、明らかに他の選手よりチャンスに顔を出す頻度が高い。これは川崎、広島ともに攻撃の形が確立されている影響が大きく、今後もこのふたりのストライカーを軸に得点王レースが展開されていきそうだ。

◆J1得点ランクトップ10
1大久保嘉人(川崎) 24.3
9得点[2]/37本(12試合)

1ピーター・ウタカ(広島) 25.7
9得点[2]/35本(11試合)
 
3シモビッチ(名古屋) 29.6
8得点[1]/27本(11試合)
 
4金崎夢生(鹿島) 19.4
6得点[0]/31本(11試合)
 
4興梠慎三(浦和) 22.2
6得点[0]/27本(11試合)
 
4クリスティアーノ(甲府) 16.7
6得点[0]/36本(12試合)
 
4ジェイ(磐田) 40.0
6得点[3]/15本(5試合)
 
4レアンドロ(神戸) 30.0
6得点[0]/20本(9試合)
 
9小林 悠(川崎) 21.7
5得点[0]/23本(11試合)
 
9ラファエル・シルバ(新潟) 31.3
5得点[0]/16本(8試合)
 
9渡邉千真(神戸) 22.7
5得点[1]/22本(11試合)
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