• トップ
  • ニュース一覧
  • 【移籍専門記者】ポグバとイブラヒモビッチ、マンUへの「ダブル移籍」は決して夢物語ではない

【移籍専門記者】ポグバとイブラヒモビッチ、マンUへの「ダブル移籍」は決して夢物語ではない

カテゴリ:移籍情報

ジャンルカ・ディ・マルツィオ

2016年05月13日

イブラの行き先はマンチェスター・Uかあの古巣だろう。

今シーズン当初は限界説も囁かれたイブラヒモビッチだが、結局は年間で49試合・46得点と大暴れ。まだまだトップレベルで戦えることを改めて証明した。(C)Getty Images

画像を見る

 ちなみに、モウリーニョのユナイテッド監督就任が正式決定すれば、ライオラは今夏最大のビッグディールを実現する可能性を手に入れることになる。
 
 ポグバに加えて、同じく顧客のズラタン・イブラヒモビッチをユナイテッドにダブル移籍させるという、途方もないアイデアだ。
 
 イブラヒモビッチは5月13日に自身の『インスタグラム』に「明日がパルク・デ・プランスでの最後の試合。王のように来た俺は、レジェンドのように去る」と投稿。契約満了で今夏にパリ・サンジェルマンを去ることを表明した。
 
 実はライオラはすでに、モウリーニョから「イブラをユナイテッドに欲しい」というリクエストを電話で受けている。モウリーニョはインテル時代に1年ともに戦ったイブラヒモビッチのクオリティーとパーソナリティーを十二分に理解しており、それこそがレッド・デビルズ復権の鍵になると考えているのだ。
 
 イブラヒモビッチのその他の移籍先候補はミラン。オーナーのシルビオ・ベルルスコーニは2012年夏の放出を常に後悔しているし、本人も家族を含めてミラノでの生活に満足していたため、状況が許せばロッソネーロに復帰してもいいと考えている。
 
 ただ、今のミランは中国資本への経営権売却交渉の最中で、その行方が決まる6月中旬までメルカートではほとんど動けない状況だ。現時点ではユナイテッドの方が優位だろう。もちろん北米、中国、中東という可能性もゼロではないが、今のところ具体的な話は何もない。
 
 ポグバとイブラヒモビッチがユナイテッドにダブル移籍――。ライオラの思い描くシナリオは、もちろん簡単ではないが、決して夢物語ではないのだ。
 
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
 
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
 
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
【関連記事】
本田圭佑は「見守るしかない」歯がゆい状況に…ミランが中国資本と経営権売却交渉を開始
【移籍専門記者】新生コンテ・チェルシーの強化計画。ナインゴランやイグアインを狙う一方で、アザールやD・コスタを放出?
【ブンデス現地コラム】アンケートでは64%が「失敗」と回答。それでもグアルディオラの残した功績は称えられるべきだ
【プレミア現地コラム】テリーが退場で幕引き? チェルシーはキャプテンの扱いを誤った
【移籍専門記者の秘話】マドリーはCL準決勝敗退ならジダンを解任し、アッレグリを招聘する算段だった

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ