もし「三菱」が浦和から手を引くことになった場合のデメリットも憂慮したい。
一方、浦和のユニホームには、リーグ戦用は背中、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)用は一番大きな胸に、三菱自がスポンサーとしてついている。これらは、今シーズンは変わらないようだが、やはり来季の変更は免れそうにない。
かといって、三菱自が浦和との関係を解消すればすべて収まる、という簡単な問題でもない。Jリーグ最多のサポーターに支えられていることに加え、J発足時から「三菱」という力強い支えがあったからこそ、安心して出資してきたスポンサーも少なくない。
もしも三菱自が運営から手を引くことになった時、デメリットも少なくない点は憂慮したい。浦和の前身であった三菱重工など、三菱のグループ企業の動向も気になるところだ。浦和に対し、三菱のグループ企業4社(三菱商事、三菱地所、三菱重工、三菱電機)が、40株・1.25%(200万円)ずつを出資している。
三菱自から浦和に出向しているスタッフは多い。また、淵田敬三社長も元関東三菱自動車販売(株)社長である。淵田社長は「三菱」が浦和とどのような関係を保つことができればベストなのかをじっくり時間をかけて(そこまで時間はないかもしれないが)、様々な関係者や機関と協議してもらいたい。
改めて3つの問題について整理する。
①なにが今最も問題なのか?
日産が三菱自を傘下に入れた。しかし三菱自は浦和の筆頭株主。Jリーグ規則の「1オーナー・1クラブ所有」に抵触する恐れがある。この点が最大の問題であると、村井チェアマンも認め、専門家と協議に入った。
②スタジアムから広告が撤去された。ユニホームは?
三菱自は、埼玉スタジアムでの看板、電子掲示板、インタビューボードから三菱自の一切の広告を自粛(撤去)。一方、今季のユニホームのリーグ戦用の背中、ACL用の胸スポンサーは変わらない見込みだ。ただし、来季の変更は不可避。三菱マークが浦和から消える可能性は否定できない。
③浦和レッズから「三菱マーク」が消える?
浦和にとっての三菱自は、一般的に言われるクラブの「親会社」とは異なる。筆頭株主ではあるが、最大の出資者は「ポラス」である。浦和の「三菱カラー」は05年以降、薄まってきている。
とはいえクラブ発足時から支えてきた「三菱」が、もしもクラブから完全撤退することになったとすれば、どのようなデメリットがあるのか。三菱重工など、三菱のグループ企業の動向も気になるところ。どのような関係を保つことがベストなのか、時間をかけて考える必要がありそうだ。
かといって、三菱自が浦和との関係を解消すればすべて収まる、という簡単な問題でもない。Jリーグ最多のサポーターに支えられていることに加え、J発足時から「三菱」という力強い支えがあったからこそ、安心して出資してきたスポンサーも少なくない。
もしも三菱自が運営から手を引くことになった時、デメリットも少なくない点は憂慮したい。浦和の前身であった三菱重工など、三菱のグループ企業の動向も気になるところだ。浦和に対し、三菱のグループ企業4社(三菱商事、三菱地所、三菱重工、三菱電機)が、40株・1.25%(200万円)ずつを出資している。
三菱自から浦和に出向しているスタッフは多い。また、淵田敬三社長も元関東三菱自動車販売(株)社長である。淵田社長は「三菱」が浦和とどのような関係を保つことができればベストなのかをじっくり時間をかけて(そこまで時間はないかもしれないが)、様々な関係者や機関と協議してもらいたい。
改めて3つの問題について整理する。
①なにが今最も問題なのか?
日産が三菱自を傘下に入れた。しかし三菱自は浦和の筆頭株主。Jリーグ規則の「1オーナー・1クラブ所有」に抵触する恐れがある。この点が最大の問題であると、村井チェアマンも認め、専門家と協議に入った。
②スタジアムから広告が撤去された。ユニホームは?
三菱自は、埼玉スタジアムでの看板、電子掲示板、インタビューボードから三菱自の一切の広告を自粛(撤去)。一方、今季のユニホームのリーグ戦用の背中、ACL用の胸スポンサーは変わらない見込みだ。ただし、来季の変更は不可避。三菱マークが浦和から消える可能性は否定できない。
③浦和レッズから「三菱マーク」が消える?
浦和にとっての三菱自は、一般的に言われるクラブの「親会社」とは異なる。筆頭株主ではあるが、最大の出資者は「ポラス」である。浦和の「三菱カラー」は05年以降、薄まってきている。
とはいえクラブ発足時から支えてきた「三菱」が、もしもクラブから完全撤退することになったとすれば、どのようなデメリットがあるのか。三菱重工など、三菱のグループ企業の動向も気になるところ。どのような関係を保つことがベストなのか、時間をかけて考える必要がありそうだ。