J１リーグ１stステージ・12節
アビスパ福岡 – 湘南ベルマーレ
５月14日（土）／14:00／レベルファイブスタジアム
 
湘南ベルマーレ
1stステージ成績：（11節終了時）：17位　勝点８　２勝２分７敗　11得点・20失点
 
【最新チーム事情】
●藤田征が戦列復帰。さっそく先発起用で攻撃的な布陣となるか。
●ウェリントン対策を練る。ポイントは“当てたあと”の２列目の反応。
●ベテランの島村と坪井が元気。ダニルソン対策で、島村がスタメン復帰？
 
【担当記者の視点】
　リーグ戦の連勝は「２」でストップしてしまった。前節のFC東京戦は、全体的に消極的な内容だった点はいただけなかった。改めて、全員が必ずボールサイドにしっかりプレスに行き、守備を固める相手に勇気を持って突き進む姿勢を貫きたい。
 
　布陣は３-４-２-１が予想される。１対１のマッチアップを制して、主導権を握りたい。
 
　なにより2014年に湘南で“大爆発（38試合・20ゴール）”したウェリントンをいかに封じるかが、やはりポイントになる。彼のスペースを突く動きを封じるのはもちろん重要だが、ボールを“当てたあと”の対応こそ気を付けたい。
 
　もちろん、ウェリントンを知る選手たちはそんなことを重々承知している。その裏にいる城後、金森への対応を徹底することこそが、勝利への鍵となる。その意味では、ボランチの石川、長谷川の守備面の能力がより試されると言える。
 
　また、怪我の癒えた藤田征がさっそく右ウイングバックでスタメンに復帰予定だ。チームとしても攻撃的に行きたいところで、亀川との「先輩・後輩対決」は、この試合の趨勢をも決するぐらいの見どころになりそうだ。
 
　最終ラインでは島村の先発復帰もありうる。長身で屈強なダニルソンがいるだけに、その対策として使われるか。ただ坪井も好調をキープしており、どちらが出ても不思議はない。
 
　チームとしては前節、山田が先発して新たな風を吹き込むなど、全員で闘うスタンスを示せている。横浜、鳥栖に勝利を収めているのだから、地力はある。堂々と積極的に挑み、喉から手が出るほど欲しい先制点を奪い取りたい。