中盤はナインゴラン、ポグバ、ビダルのうち2人を要望。
チェルシーとローマの間ではラジャ・ナインゴランをめぐる交渉が始まっており、その流れの中でリュディガーについてもすでに話し合われているかもしれない。EUROが終わってメルカートが本格化したら、具体的な交渉に進展する可能性は十分だ。
中盤はそのナインゴランに加えて、ユーベ監督時代に指導したポール・ポグバとアルトゥーロ・ビダル(現バイエルン)のうち2人をコンテはクラブに求めている。いずれも簡単な取引ではないが、獲得にチャレンジしているのは間違いない。
前線のトップターゲットはセリエA得点王のゴンサロ・イグアイン。すでに代理人には接触しており、ナポリに正式オファーを出すタイミングを伺っている状況だ。
逆に主力級で放出する可能性があるのは、ティボー・クルトワとジエゴ・コスタ。いずれも現時点でコンテの構想には入っているが、絶対不可欠とは見なされていない。相応のオファーが届いたうえで後釜確保に見込みが立てば、売却する可能性は高い。
さらに今シーズン最大の失望であるエデン・アザールも、アブラモビッチはすでに売却にゴーサインを出している。この背番号10に関してはレアル・マドリーとパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなどが獲得候補に挙げている。まだ交渉の席は設けられていないが、これから話が具体化するかもしれない。
「ユーロが終わるまでは、チェルシーについて話すつもりはない」
イタリア代表監督として最後の仕事となるEURO2016への準備を進めているコンテは、そう繰り返している。しかし、もちろん水面下では、新生チェルシーのチーム構想をクラブと共に着々と煮詰めているのだ。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。
中盤はそのナインゴランに加えて、ユーベ監督時代に指導したポール・ポグバとアルトゥーロ・ビダル(現バイエルン)のうち2人をコンテはクラブに求めている。いずれも簡単な取引ではないが、獲得にチャレンジしているのは間違いない。
前線のトップターゲットはセリエA得点王のゴンサロ・イグアイン。すでに代理人には接触しており、ナポリに正式オファーを出すタイミングを伺っている状況だ。
逆に主力級で放出する可能性があるのは、ティボー・クルトワとジエゴ・コスタ。いずれも現時点でコンテの構想には入っているが、絶対不可欠とは見なされていない。相応のオファーが届いたうえで後釜確保に見込みが立てば、売却する可能性は高い。
さらに今シーズン最大の失望であるエデン・アザールも、アブラモビッチはすでに売却にゴーサインを出している。この背番号10に関してはレアル・マドリーとパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなどが獲得候補に挙げている。まだ交渉の席は設けられていないが、これから話が具体化するかもしれない。
「ユーロが終わるまでは、チェルシーについて話すつもりはない」
イタリア代表監督として最後の仕事となるEURO2016への準備を進めているコンテは、そう繰り返している。しかし、もちろん水面下では、新生チェルシーのチーム構想をクラブと共に着々と煮詰めているのだ。
文:ジャンルカ・ディ・マルツィオ
翻訳:片野道郎
※当コラムではディ・マルツィオ氏のオフィシャルサイトにも掲載されていない『サッカーダイジェストWEB』だけの独占記事をお届けします。
【著者プロフィール】
Gianluca DI MARZIO(ジャンルカ・ディ・マルツィオ)/1974年3月28日、ナポリ近郊の町に生まれる。パドバ大学在学中の94年に地元のTV局でキャリアをスタートし、2004年から『スカイ・イタリア』に所属する。元プロ監督で現コメンテーターの父ジャンニを通して得た人脈を活かして幅広いネットワークを築き、「移籍マーケットの専門記者」という独自のフィールドを開拓。この分野ではイタリアの第一人者で、2013年1月にグアルディオラのバイエルン入りをスクープしてからは、他の欧州諸国でも注目を集めている。