J１リーグ１stステージ・11節
ベガルタ仙台 - アビスパ福岡
５月８日（日）／15:00／ユアテックスタジアム仙台
 
アビスパ福岡
１stステージ成績（10節終了時）：18位　勝点６　１勝３分５敗　６得点・11失点
 
【最新チーム事情】
●亀川、金森がU-23日本代表のMS&ADカップ2016メンバーに選出。
●ふたりとも「チームで結果を出してこそ代表がついてくる」と口を揃え、仙台戦に集中している。
●戦列を離れていた中村は「いつでも行ける準備はできている」と元気な姿でアピール。
●FC東京戦で右足腿裏を痛めたダニルソンは別メニューでの調整が続く。
 
【担当記者の視点】
　決して悪い内容の試合をしているわけではないが、わずかな隙を突かれて勝利を逃し続けている。J１の壁を打ち破れないまま、仙台、湘南と１stステージ最大の山場を迎える。

「どの試合も大事で、目の前の一戦が大事なことはいつもと変わらない。しかし、仙台、湘南と続く２連戦は、団子状態になっている下位同士の直接対決。今節・仙台戦は、勝てば順位が入れ変われる大一番。気持ちの部分で上回れるかが鍵」（井原監督）
　指揮官がこう語るとおり、このまま沈まないためには２戦とも勝利が必要だ。
 
　だが、攻撃がウェリントン頼みになっている現状をはじめ、課題は山積み。なかでも、すぐに修正を加えなければならないのが「ミスからの失点をなくすこと」だ。

　前節・大宮戦も内容では互角ながら、自陣深くでのミスから失点して勝点を逃した。亀川諒史は「自分たちのミスからの失点を減らさないといけない。仙台戦は自分たちに矢印を向けてやらないといけない試合」と位置づける。
 
「内容は悪くない」「手応えはある」という言葉ではなく、具体的な結果が早急に必要な時期になっている。たとえ泥臭い内容だとしても、完全アウェーのユアスタで目指すのは勝利のみだ。