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“ヴェルディらしくない”2年生FW山田将弘が首位攻防戦で2発!「天狗になりやすい性格」だが飛躍の兆しも。ロールモデルはイタリア代表スカマッカ

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2024年06月23日

指揮官も期待「本当は長く使ってあげたい」

 迎えた今季は、憧れの存在で2つ上の先輩であるFW白井亮丞(現・東京V)が昨季まで背負った9番を2年生ながら継承。期待値が高まるなかで、現実はそう甘くなかった。開幕から全試合に出場したが、スタメン起用はゼロ。短い出場時間しか与えられず、「本当に苦しんでいた」(薮田光教監督)。

 ポジション争いに勝てなかったとはいえ、指揮官は決して山田を評価していなかったわけではない。「本当は長く使ってあげたい」と思わせている選手であるのは事実。「ポストプレーや身体をうまく当てられる特長がある。そこはどんどん伸ばしてほしい。できないことには多少目をつぶってでも、彼の良いところを伸ばしてあげたい」(薮田監督)。攻撃面で違いを作れる選手として期待をかけていた。

 今季は第4節・健大高崎戦でしかゴールを決められていなかったが、横浜ユース戦で2発の大暴れ。自信を深め、飛躍の兆しも見えてきた。
 
 ただ、性格的には自他ともに認める調子に乗りやすいタイプ。「練習や試合で手を抜いてしまうこともある。彼には細かく伝えてはいけないけど、そういうところに早く気が付いて取り組んでほしい」と薮田監督が話せば、山田自身も「自分はやれるなと思うと、気を抜いてしまうというか、天狗になりやすい性格。むしろ、干されたほうが絶対にやってやるぞとなって燃える」という。

 だからこそ、この2発に満足すべきではないし、自身の目標設定をさらに高い場所に置く必要がある。チーム内での地位確立はもちろん、U-16日本代表への復帰を果たすために、何をすべきなのか。同時期に自身が選外となったU-16日本代表は、U-16インターナショナルドリームカップ2024を戦っており、横浜ユース戦の結果に浸っている暇はない。

 今秋にはU-17ワールドカップの1次予選を兼ねたU-17アジアカップ予選が控えている。残された時間は約4か月。長所に磨きをかけ、本物のストライカーとなるために研鑽を積む。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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