“奇跡”の戴冠に隠された秘密兵器の存在。
――開幕時にはレギュラークラスと見られていたインラー、ヨアン・ベナルアン、リッチー・デラート、アンドレイ・クラマリッチがバックアッパーに甘んじるなど紆余曲折を経て、中盤戦以降はほとんど固定メンバーで戦っていた印象があります。
編集K:まさにそのとおり。守備陣なんて、あの4バック(ダニー・シンプソン、ウェズ・モーガン、ロベルト・フート、クリスティアン・フクス)と2ボランチ(ダニー・ドリンクウォーター、エンゴロ・カンテ)でほぼ完全に固定した。なのに、ほとんど怪我人がいなかったのは、ラッキーだったよね。
編集N:それは本当に“奇跡的”って言えるんじゃない?
編集H:冬にベナルアンとデラートを放出したので、後半戦のCBは控えが事実上マルシン・ヴァシレフスキだけでしたからね……(笑)。あれだけ消耗の激しいサッカーをしながら、これだけギリギリの選手層で乗り切ったのはまさに奇跡ですよ。
――交代カードもシュラップ、ウジョア、キング、そして冬に加入したダイアーという4人でほぼ固定されていましたし、選手層は明らかに薄かったです。ただ、逆に言えば少数精鋭だからこそ、あそこまでの組織力を持つことができたとも言えるでしょか。
編集部K:そうだね。さっきも言ったけど、チームとしての意思統一は段違いのレベルだった。ただ、長期離脱者が出なかったから良かったけど、もし主力に故障者が続出していたら優勝は厳しかったかもしれないな。ビッグクラブと違って、その穴埋めができるタレントがベンチに控えていたわけじゃないからね。
編集N:そうそう、レスターは疲労回復に10万ポンド(約1550万円)もする「全身冷凍療法装置」ってものを使っているんだよね。その装置でマイナス60から70度くらいの特別な部屋を作って、そこで急激に身体を冷やすらしい。新陳代謝を良くする効果があって、それでリカバリーを早めていたみたい。
編集部H:おお~。奇跡にはそんな秘密兵器の活躍もあったんですね(笑)。
編集K:まさにそのとおり。守備陣なんて、あの4バック(ダニー・シンプソン、ウェズ・モーガン、ロベルト・フート、クリスティアン・フクス)と2ボランチ(ダニー・ドリンクウォーター、エンゴロ・カンテ)でほぼ完全に固定した。なのに、ほとんど怪我人がいなかったのは、ラッキーだったよね。
編集N:それは本当に“奇跡的”って言えるんじゃない?
編集H:冬にベナルアンとデラートを放出したので、後半戦のCBは控えが事実上マルシン・ヴァシレフスキだけでしたからね……(笑)。あれだけ消耗の激しいサッカーをしながら、これだけギリギリの選手層で乗り切ったのはまさに奇跡ですよ。
――交代カードもシュラップ、ウジョア、キング、そして冬に加入したダイアーという4人でほぼ固定されていましたし、選手層は明らかに薄かったです。ただ、逆に言えば少数精鋭だからこそ、あそこまでの組織力を持つことができたとも言えるでしょか。
編集部K:そうだね。さっきも言ったけど、チームとしての意思統一は段違いのレベルだった。ただ、長期離脱者が出なかったから良かったけど、もし主力に故障者が続出していたら優勝は厳しかったかもしれないな。ビッグクラブと違って、その穴埋めができるタレントがベンチに控えていたわけじゃないからね。
編集N:そうそう、レスターは疲労回復に10万ポンド(約1550万円)もする「全身冷凍療法装置」ってものを使っているんだよね。その装置でマイナス60から70度くらいの特別な部屋を作って、そこで急激に身体を冷やすらしい。新陳代謝を良くする効果があって、それでリカバリーを早めていたみたい。
編集部H:おお~。奇跡にはそんな秘密兵器の活躍もあったんですね(笑)。