サッカーダイジェストのプレミアリーグ担当がシーズン徹底総括! Vol1――レスター優勝の要因&プレミア1年目の岡崎評は?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年05月07日

ラニエリが植え付けた意識付けがもたらした変化。

5月1日、36節のマンチェスター・ユナイテッド戦は引き分けたものの、同節にトッテナムがチェルシーと引き分けたため、見事にクラブ史上初のリーグタイトルを獲得したレスターの面々。その“奇跡”の要因をワールドサッカーダイジェストとサッカーダイジェストWEBのプレミアリーグ担当が語った。(C) Getty Images

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――それでは、今シーズンのレスターについて話していきましょう。ここ数年のプレミアリーグ優勝チームの総勝点は80ポイント台(14-15:チェルシー/87ポイント、13-14:マンチェスター・C/86ポイント、12-13:マンチェスター・U/89ポイント)なので、36節終了時点で勝点77を積み上げたレスターは、ライバルの躓きに助けられたというよりも、本当に自力で戴冠を勝ち取った印象があります。を
 
編集K(ワールドサッカーダイジェスト・プレミアリーグ担当):ここまで僅か3敗しかしてない。しかも、ここ10試合負けなしだ。本当に実力で勝ち取った優勝だと思うよ。
 
編集N(ワールドサッカーダイジェスト・プレミアリーグ担当):開幕前にはナイジェル・ピアソン監督が息子の不祥事で退任したり、主力のエステバン・カンビアッソも出て行ったから、正直に言えば「残留争いに巻き込まれるだろう」と予想していた。それがなんと、優勝だからね。戦力を考えれば、信じられない快挙だよ。本当に最後まで力尽きなかった。
 
編集H(サッカーダイジェストWEB・プレミアリーグ担当):結局、夏の補強の目玉だったギョクハン・インラーもハマらなかったし、チームはゴタゴタしていたけど、それをまとめたクラウディオ・ラニエリ監督は流石でした。間違いなく優勝に値すると思います。
 
――優勝の最大の要因はなんでしょうか?
 
編集K:前線は去シーズンのエースだったレオナルド・ウジョアではなく、好調だったジェイミー・ヴァーディーを据えて、セントラルMFはフィットしなかったインラーから早めにエヌゴロ・カンテにシフトした。そういうラニエリの的確な人選が挙げられるんじゃない?
 
編集N:あとは昨シーズンからの堅守速攻のスタイルを、さらに洗練させたことも大きかったよね。戦術の共通理解という部分では、他のクラブと比べて段違いに優れていた。
 
編集H:ラニエリは昨シーズンの終盤戦でレスターが見せた守戦的なスタイルを、上手く踏襲しながらも、少し微調整を施しましたよね?
 
編集K:そうだね。ラニエリは前線からのハイプレッシングからのショートカウンターっていうエッセンスを加えて、それがチームにハマった。
 
編集N:守備の局面では、シンプルにクリアした後に、どんなルーズボールも徹底して追いかける場面が多い。あのあたりは、チーム内での約束事があるのかなって気がするね。
 
編集H:優勝に王手をかけたスウォンジー戦(4月24日)では、決して守備が得意ではないリャド・マハレズもSBぐらいの位置まで下がってディフェンスを頑張っていた。ラニエリがチームにもたらした「誰一人サボらない」という意識付けは、勝つことでより深まった気がします。
 
編集N:自信はたしかに大きいね。中盤戦からは「俺たちはできる」っていう前向きな雰囲気を纏っていたし、勝てるチームはないんじゃないかっていうぐらい強かったもん。
 
 

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