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【J2採点&寸評】8節・8カードを現地取材記者が評価|地震、暴風の影響で3試合が中止。C大阪は北九州とドローも首位キープ

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2016年04月21日

千葉×町田|クロスを上げ続けた阿部の奮闘が土壇場の同点弾で実る

【警告】千葉=アランダ(82分)、イ・ジュヨン(90+1分) 町田=カルフィン・ヨン・ア・ピン(50分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】阿部翔平(千葉)

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【チーム採点・寸評】
千葉 6
集中力を欠いて早い時間に失点したが、反撃して複数の決定機を作った。それを決められずに敗色濃厚も終了間際の得点で勝点1。
 
町田 6
スムーズな連係から先制したが、追加点を取れずに主導権を手放した。粘りの守備でプラン通りの展開に持ち込むも失点で勝点2を失う。

【千葉|採点・寸評】
GK
23 佐藤優也 5.5
ハイボールやシュートの対応はほぼ問題なかった。85分にルーズボールの処理でゴール前を離れすぎてあわや失点のピンチを作った。
 
DF
3 近藤直也 5
攻撃の組み立て直しでは味方を落ち着かせた。11分の失点は鈴木孝のマークが甘くなる痛恨のミスで、62分もピンチになる対応ミス。
 
5 多々良敦斗 5.572 OUT
11分の失点シーンをはじめ相手のパスワークに振り回されて後手を踏むことが多かった。攻撃ではチャンスに絡めなかった。
 
24 イ・ジュヨン 6
動き回る2トップのマークに苦労するも、相手に食らいつく粘り強さは披露。失点シーン以外は2トップにほとんど決定機を作らせず。
 
27 阿部翔平 6.5
アップダウンを繰り返してクロスを上げ、51分のゴールポスト直撃のFK、63分のスルーパスなど奮闘。同点弾を見事にお膳立てした。
 
MF 
 井出遥也 6
相手の間に入るポジショニングとドリブルの仕掛けでアクセントになった。63分の決定機などゴールに直結する仕事をやりきりたかった。
 
10 長澤和輝 5.5
井出と流動的に動いて攻撃を活性化させようとしたが、厳しいマークに苦戦気味。ゴール前で決定機に絡むことがほとんどできなかった。
 
15 富澤清太郎 5.5
前目のポジション取りが多く、攻撃の組み立てに参加して攻撃陣を支えた。守備面ではパスの出所をもっと潰す仕事が必要だった。
 
22 アランダ 6
派手さはないものの攻撃ではボールを散らし、相手の攻撃の芽を摘んだ。北爪が入ってからは指示通りに献身的なサポートを見せた。
 
FW 
11 船山貴之 676 OUT
にはサイドに開いてボールをうまく引き出す動きで起点となり、攻撃を牽引。20分の決定機を決めていればチームが楽になっていた。
 
18 吉田眞紀人 5.5(70分OUT)
精力的に動き、町田の最終ラインの背後を狙う動きを再三するもパスが出てこなかった。35分の決定機のシュートミスは痛かった。
 
交代出場
FW
9 エウトン 6(70分 IN)
前線で身体を張ったポストプレーを見せ、71分、76分と船山との連係プレーでチャンスを作ろうとした。同点弾の場面はおとりになった。
 
DF 
4 北爪健吾 5.5(72分 IN)
サイドチェンジの展開後に縦に仕掛ける役割を担い、サイドに張ってプレー。クロスの精度が不足して好機演出はできなかった。
 
FW
19 オナイウ阿道 6.5(73分 IN)
交代直後は攻撃にうまく絡めず、パスの出所にプレッシャーをかけられなかった。ゴールを狙った巧みな動きで値千金の同点弾をゲット。
 
監督
関塚 隆 6
コンパクトな守備に対応するパス回しの策はまずまずだが、早い時間の失点でプランが崩れた。最後に切った交代カードが当たった。


【町田|採点・寸評】
GK
21 高原寿康 6
相手の攻撃に対して個人としては危なげない対応を見せた。悔やまれるのは失点シーンでのDFへのコーチングと自分のポジショニング。
 
DF
3 畠中慎之輔 5.5
強風でハイボールの処理が難しいなか、粘り強く守っていた。失点シーンは手前のエウトンに意識が行ったか中途半端な位置で競りきれず。
 
4 三鬼 海 5(58分OUT)
井出の仕掛けや阿部のクロスへの対応で後手に回ることが多く、サイドの攻防で負けた。守備に追われて攻撃はいいところが少なかった。
 
10 土岐田洸平 6.5
オーバーラップの回数は少なかったものの、先制点の場面では効果的な動きとシュートで貢献。終盤は守備に回ることが多くなった。
 
37 カルフィン・ヨン・ア・ピン 5.5
ハイボールの競り合いで強さを見せてポストプレーは防いだが、裏を取られる場面もあった。失点シーンのマークミスは悔やまれる。
 
MF
6 李 漢宰 6
中盤の攻守の要として献身的にプレーし、ゴール前へ出た時にはシュートを狙った。千葉のパスワークをもう少し寸断したかった。
 
8 谷澤達也 5.5(80分OUT)
テクニックとポジショニングのよさは見せたが、大きな脅威は与えられなかった。前半のシュートはヒットせず、後半は消えた感あり。
 
17 鈴木崇文 5.5
状況的に守備をする時間が長くなり、ゴール前へ出て行く回数も少なければ好機に絡めなかった。45分のシュートは枠に飛ばしたかった。
 
29 森村昴太 5.5(90+2分OUT)
前線に顔を出してラストパスやシュートを狙うも決定機を作るまでは至らず。千葉のショートパスのつなぎを潰す守備をしたかった。
 
FW
9 鈴木孝司 6.5
土岐田のシュートのコースをうまく変える形で貴重な先制点を奪取。終盤でも運動量と気迫は衰えず、攻守に奔走してチームを牽引。
 
30 中島裕希 6
豊富な運動量でピッチを走り回り、前線でのボールキープで味方を助けて起点になった。欲を言えば決定機に絡む仕事がしたかった。
 
交代出場
DF
19 松本怜大 6(58分IN)
千葉が押し気味の時間帯からの出場だったため、攻撃で目立つことはできなかった。63分のピンチは的確なカバーで失点を阻止した。
 
FW
39 重松健太郎 -(80分IN)
前からの守備と攻撃時の推進力を期待され、交代直後には複数のセットプレーがあったものの絡めず。攻守ともに不完全燃焼の感あり。
 
MF
15 井上裕大 -(90+2分IN)
中盤の運動量を増やし、千葉のパスの出所を抑えて試合をクローズさせる役割を担うも、千葉の勢いを止める仕事はできなかった。
 
監督
相馬直樹 5.5
展開は戦前のプラン通りでも守備は千葉の決定力不足に救われた。追加点を奪う狙いが選手に伝わりきらず、押される時間が長すぎた。
 
取材・文:赤沼圭子(フリーライター)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
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