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【J1採点&寸評】浦和×仙台|隙を逃さず決勝点の興梠をMOMに選出。リベロの遠藤は高い戦術理解力を示す

カテゴリ:Jリーグ

河野 正

2016年04月16日

仙台――失点から1分後に三田が同点弾を放つも、ミスから失点を許す。

【警告】浦和=なし 仙台=石川直(78分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】興梠慎三(浦和)

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仙台は先制された1分後に、三田が同点弾を放ったもののリードを守り切れず。リーグ4連敗となった。写真:田中研治

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【仙台|採点・寸評】
GK
22 石川 慧 5.5
前半は果敢な飛び出しとキャッチングで好守を披露し、無失点に封じていた。3失点したものの、3点ともGKの責任は極めて軽い。ただプレースキックの精度にはやや欠けた。
 
DF
27 大岩一貴 5(85分OUT)
浦和の宇賀神、槙野の旺盛な攻め上がりに苦労したのは間違いなく、その対応に追われてなかなか敵陣に進出できなかった。自分のサイドからクロスを上げられる回数が多かった。
 
13 平岡康裕 6
CBとしての3失点は不甲斐ないはずだが、これを抜きにすれば至近距離と中距離弾に対して身体を素早く預けてブロック。この対応がなければさらに失点を重ねた。
 
3 渡部博文 6
無念の3失点だろうが、平岡と同じくシュートブロックは評価していい。加えて186センチの長身を活かして空中戦でも持ち味を発揮して何度か危うい場面を救っている。
 
5 石川直樹 5.5
浦和のサイドアタックにひと息つく暇もなかった。関根の仕掛け、森脇の攻撃参加に手を焼き、守備に重きを置かざるを得ない一方で効果的なアタックで貢献できなかった。
 
MF 
17 富田晋伍 6
浦和の中央からのつなぎや展開に対し、引き過ぎずに応対したのは良かった。サイドと縦へテンポ良くパスを散らしたが、もっとパススピードを上げれば好機も膨らんだはずだ。
 
6 キム・ミンテ 5.5(80分OUT)
トップ下に位置して攻守によく絡み、ボールにもよく絡んだ。しかし渡邉監督はかばったが、ボールコントロールを誤ったことから興梠の決勝点につながってしまった。

18 三田啓貴 6.5
失点から1分後の同点ゴールはお見事のひと言だ。左スローインから展開し、中央へ運んでから左隅のコースを狙ったシュートは正確なキックの賜物。サイドを変えるパスも鮮やか。
 
7 奥埜博亮 5.5
パスを出すタイミングがワンテンポ遅くなった分、チャンスの数も少なくなった。パスミスも何度かあり、途中で右サイドから中盤の中央に移行したが、出来は芳しくなかった。
 
8 野沢拓也 5.5(66分OUT)
鹿島時代から浦和には相性が良かったが、今回はシュートを1本も打てなかったばかりか、決定的な仕事も絡みも見せられない不完全燃焼の一戦。66分の交代もやむを得ない。
 
FW
19 ハモン・ロペス 5.5

何度かあった鮮やかなカウンターをものにしたいところだったが、1トップとして効果的な働きはしていない。逆襲に転じた23分、野沢のパスに追い付いていたら……。
 
交代出場
MF
26 藤村慶太 6
(66分IN)
野沢に代わって左MFで出場し、パスとドリブルで劣勢の戦況を打開しようとよく走った。前線に積極的に顔を出し、シュート1本を放ったが、浦和の堅陣を崩すには至らなかった。
 
FW
30 西村拓真 -(80分IN)
今季初出場。ハモン・ロペスに代わって1トップを担当。残念ながらシュートを放つチャンスは一度も訪れなかったが、くさびを受ける所作のうまさを感じさせるプレーもあった。
 
DF
4 蜂須賀孝治 -(85分IN)
同じく今季初出場。短い時間のなかで無難にプレーしていた印象。ゲームに変化をもたらすには至らなかった。
 
監督
渡邉 晋 6
ウイルソン、梁、金園、金久保……。主力を含めて攻撃陣に故障者が続出し、やり繰りに苦労した。それでも「シュートは打たれたが、最後のところでは自由にさせなかったと思う」と話すように、3失点しながらも試合内容にはある程度の手応えを掴んでいるようだった。
 
取材・文:河野 正
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
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