東京オリンピックをキッカケに、誰でも、いつでも、訪れられるスタジアムが増えてほしい。
試合前後を含めると3時間以上、スタジアムやその周辺で滞在することになります。長時間滞在で必須になるのが、車椅子利用者と介助者が利用できる個室(多目的)トイレです。
このトイレ不足は深刻な悩みとなっています。先ほどのスロープとも関連してきますが、そのトイレがどのような位置にあるのか、そこまでの移動が二人でできるかどうかなど、心配の種は尽きません。
スロープと個室トイレ。これが車椅子で観戦する者にとって、設備面での最低限の条件になります。とりわけ電動車椅子の場合、車体が重く、人の手を借りて運ぶことも難しい場合もあります。このふたつの条件が揃っているだけで、かなりの問題が改善されます。
もちろん、スタジアムに辿り着くまでのアクセス、段差や階段など他にも乗り越えなければならないいくつもの“バリア”があります。2020年に東京オリンピックが開催されますが、それをひとつのキッカケに、最新鋭のスタジアムに加え、既存の競技場でも、障害者が観戦しやすい環境作りが少しでも進めば嬉しい限りです。
誰でも、どんな時にでも、どこへでも行けるようになれることが「共存」につながると思います。
電動車椅子サッカーも、「サッカー」でつながっていると考えています。2017年には日本代表がアメリカのフロリダ州キシミーで開催されるワールドカップに出場する予定です。
だからこそ、憧れである国内トップのプレーに触れる機会を、もっと増やしていきたい。そのためにもJリーグのすべてのスタジアムに「スロープと個室トイレ」が“あって当たり前”という環境が訪れてほしいです。そうすれば全国各地、サッカーがより生活の一部として身近な存在になる気がします。
取材・構成:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト4月14日発売号』では、「J1・J2リーグ別 最新“クラブ番付”」をお届けします。J1の18チーム、J2の22チームを、編集部独自の8項目で査定し、ランキング化してみました。果たして、総合トップに立ったのは? また大久保嘉人選手、西大伍選手、清武功暉選手、岩波拓也選手の独占インタビューも掲載。クラブダイジェストの名古屋編では、永井謙佑選手と田口泰士選手の対談などをお送りします。2・3月のJ1MVPに輝いた中村憲剛選手が第1回目のゲストで登場する新連載にも注目。今号もボリューム満点の内容でお届けします。
このトイレ不足は深刻な悩みとなっています。先ほどのスロープとも関連してきますが、そのトイレがどのような位置にあるのか、そこまでの移動が二人でできるかどうかなど、心配の種は尽きません。
スロープと個室トイレ。これが車椅子で観戦する者にとって、設備面での最低限の条件になります。とりわけ電動車椅子の場合、車体が重く、人の手を借りて運ぶことも難しい場合もあります。このふたつの条件が揃っているだけで、かなりの問題が改善されます。
もちろん、スタジアムに辿り着くまでのアクセス、段差や階段など他にも乗り越えなければならないいくつもの“バリア”があります。2020年に東京オリンピックが開催されますが、それをひとつのキッカケに、最新鋭のスタジアムに加え、既存の競技場でも、障害者が観戦しやすい環境作りが少しでも進めば嬉しい限りです。
誰でも、どんな時にでも、どこへでも行けるようになれることが「共存」につながると思います。
電動車椅子サッカーも、「サッカー」でつながっていると考えています。2017年には日本代表がアメリカのフロリダ州キシミーで開催されるワールドカップに出場する予定です。
だからこそ、憧れである国内トップのプレーに触れる機会を、もっと増やしていきたい。そのためにもJリーグのすべてのスタジアムに「スロープと個室トイレ」が“あって当たり前”という環境が訪れてほしいです。そうすれば全国各地、サッカーがより生活の一部として身近な存在になる気がします。
取材・構成:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト4月14日発売号』では、「J1・J2リーグ別 最新“クラブ番付”」をお届けします。J1の18チーム、J2の22チームを、編集部独自の8項目で査定し、ランキング化してみました。果たして、総合トップに立ったのは? また大久保嘉人選手、西大伍選手、清武功暉選手、岩波拓也選手の独占インタビューも掲載。クラブダイジェストの名古屋編では、永井謙佑選手と田口泰士選手の対談などをお送りします。2・3月のJ1MVPに輝いた中村憲剛選手が第1回目のゲストで登場する新連載にも注目。今号もボリューム満点の内容でお届けします。