戦術の選択肢を広げてくれる戦力として重宝。
開幕から3試合は、広島戦同様、ベンチスタートだった。その間、ゴールこそなかったが、1-0でG大阪を下した開幕戦では、途中出場から鈴木優磨の決勝点をアシストする活躍を見せている。
先発で起用されれば、序盤からアグレッシブな仕掛けで主導権を手繰り寄せ、途中出場では流れを変える切り札として機能。指揮官からすれば、戦術面の選択肢を広げてくれる戦力として重宝したくなるだろう。
4-4-2システムの鹿島において、現時点で2列目の攻撃的MFは、カイオ、遠藤康、中村充孝、鈴木の4人がしのぎを削る状況だ。
リーグ戦の6節までのプレータイムを見れば、445分(6試合・0得点)の遠藤がトップ。以下、カイオ(300分/6試合・3得点)、中村(267分/4試合・0得点)、鈴木(101分/5試合・1得点)と続く。
このセクションでは遠藤が軸となり、鈴木がジョーカー的な役割を担う。もうひとつの枠をカイオと中村が争う構図で、例えば広島戦では、相手の2シャドーと配球力に優れる青山敏弘を中心とした相手の攻撃力の対策として、「守備のポジションどりが非常に良い遠藤選手と中村選手を(先発で)起用」(石井監督)。そして「後半は1-1だったので、さらに攻撃的な選手を入れるということで、カイオ選手を起用した」(同監督)。
今はまだ、カイオは絶対的なファーストチョイスではない。しかし、広島戦で見せたハイパフォーマンスなど、誰よりも決定的な仕事が期待できる選手でもある。
いかなるシチュエーションでも攻撃面で存在感を放つ21歳のアタッカーは、第1ステージ制覇の鍵を握る男かもしれない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
先発で起用されれば、序盤からアグレッシブな仕掛けで主導権を手繰り寄せ、途中出場では流れを変える切り札として機能。指揮官からすれば、戦術面の選択肢を広げてくれる戦力として重宝したくなるだろう。
4-4-2システムの鹿島において、現時点で2列目の攻撃的MFは、カイオ、遠藤康、中村充孝、鈴木の4人がしのぎを削る状況だ。
リーグ戦の6節までのプレータイムを見れば、445分(6試合・0得点)の遠藤がトップ。以下、カイオ(300分/6試合・3得点)、中村(267分/4試合・0得点)、鈴木(101分/5試合・1得点)と続く。
このセクションでは遠藤が軸となり、鈴木がジョーカー的な役割を担う。もうひとつの枠をカイオと中村が争う構図で、例えば広島戦では、相手の2シャドーと配球力に優れる青山敏弘を中心とした相手の攻撃力の対策として、「守備のポジションどりが非常に良い遠藤選手と中村選手を(先発で)起用」(石井監督)。そして「後半は1-1だったので、さらに攻撃的な選手を入れるということで、カイオ選手を起用した」(同監督)。
今はまだ、カイオは絶対的なファーストチョイスではない。しかし、広島戦で見せたハイパフォーマンスなど、誰よりも決定的な仕事が期待できる選手でもある。
いかなるシチュエーションでも攻撃面で存在感を放つ21歳のアタッカーは、第1ステージ制覇の鍵を握る男かもしれない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)