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宮間あやが語った女子サッカーの未来。五輪予選敗退の苦境に「なでしこリーグ」はどうあるべきか?

カテゴリ:特集

馬見新拓郎

2016年04月11日

五輪予選敗退という状況で「なでしこリーグ」は今どうあるべきなのか?

今夏のリオ五輪に参戦できなくなった現状にも、宮間は「(なでしこリーグにおいて)なにかを変えるという気持ちはない」と断言。真摯にサッカーに向き合う姿勢を貫く。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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 今夏のリオ五輪に出場できない日本女子サッカーにとって、今季のなでしこリーグ一つひとつの試合はとても重要だ。筆者がわざわざ言及するまでもなく、宮間をはじめとしたなでしこリーガーたちは、深く肝に銘じている。
 
 しかし実際問題、今季のなでしこリーグの現場は、メディアの数が減っている。これは当然のことだ。特にリオ五輪が始まるまでは、五輪にまつわる競技に人と金を割いたほうが、メディアにとってコスパや効率がいいに決まっている。そのなかで、女子サッカーに世間の目を向けてもらうためには、どうすればいいのか。
 
 ベレーザに喫した0-5の大敗後のミックスゾーンで、できれば思い出したくはないであろうリオ五輪予選敗退について質問が飛んだ時、もう何度もその質問を受けてきた宮間は、またここでもしっかりと口を開いた。
 
「そこに関しては現役である以上、またその後も一生つきまとうことだと思うが、責任を感じている。だけど、なでしこリーグに関しては、それ以前から私たちは責任を持って取り組んできた。五輪予選で負けたから、(なでしこリーグで)なにかを変えてやっていこうという気持ちはまったくない」
 
 昨年、惜しまれつつも亡くなった日本相撲協会・北の湖理事長は、相撲界が様々な問題で窮地に追い込まれたなか、様々な方策で人気回復を目指す一方、強調して掲げていたことは『土俵の充実』だった。熱のこもった土俵上での取組一つひとつが人を呼び、その結果、現在の相撲界の繁栄があるのだろう。
 
 この点では、女子サッカーも同じだ。目指すべきは『ピッチ上の充実』である。
 
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