福岡――光ったダニルソンの存在感。ウェリントンはチャンスを決めていれば…。
【福岡|採点・寸評】
GK
23 イ・ボムヨン 6
神戸に14本のシュートを打たれながらも、最後の砦としてゴールマウスを死守。57分過ぎの渡邉のシュートストップは値千金だった。セットプレーでの守備でも安定感をみせ、勝点1の功労者。
DF
19 堤 俊輔 6
3バックのセンターに入り、ペドロ・ジュニオールや石津などのドリブル突破に対応。何度か危ない場面を作られたものの、最後の最後でしっかりブロックして無失点に抑えた。次につながる守備。
20 キム・ヒョヌン 5.5
右CBでプレーし、渡邉や相馬の攻撃をケアした。神戸のパスワークで崩される場面もあったが、身体を張ったタイトな守備で完封。87分のCKも集中を切らさずにクリアしてみせた。
5 實藤友紀 6(80分OUT)
守備ではしっかり引いてブロックを組み、攻撃では相手陣内の奥まで攻め上がるなど、豊富な運動量を活かして右サイドで存在感を示した。
26 田村 友 5.5
序盤はペドロ・ジュニオールと小川というスピードスターを相手に苦しい守備を強いられた。小川が負傷退場後も小林のドリブルに何度か崩される場面もあり、相手のシュートミスに救われた感がある。
MF
18 亀川諒史 5.5
小川、小林、高橋峻希らドリブルが得意な神戸の右サイドの選手たちの対応に追われるシーンが目立った。ゆえに自らの攻撃がなかなかできず。もう少し金森と絡みながら左サイドを崩したかった。
15 末吉隼也 6
ダニルソンとの2ボランチで神戸の縦パスに対応。ブロックを組んだ守備では相手のパスコースを消すなど、守備面での上手さを見せた。精度の高いプレースキックを見せたが、ややアイデア不足か。
6 ダニルソン 6(77分OUT)
3バックとともに堅守を見せた。特にペドロ・ジュニオールへの縦パスが入った瞬間の寄せの速さはピカイチだった。攻撃では76分にウェリントンへ決定的なピンポイントクロスも。
10 城後 寿 5
2シャドーの一角としてプレー。守備では22分のCKをヘディングでクリアするなど一定の存在感を示したものの、攻撃では国見高校時代の同級生である神戸の渡邉に比べると、やや物足りなかった。
FW
7 金森健志 5.5(65分OUT)
全体的を通して攻守で福岡のキーマンになっていた。攻撃の連動性が足りないので仕方がない部分はあるが、攻撃時にやや孤立する場面も。ウェリントンが競った後のセカンドボールをもう少し拾いたかった。
17 ウェリントン 6
神戸のCB岩波と伊野波に激しく寄せられながらも前線で力強くファイトを続けた。また相手のセットプレーではヘディングでことごとくクロスを撥ね返し、勝点1に貢献。76分のヘディングシュートは決めたかった。
交代出場
MF
13 為田大貴 5(65分IN)
65分に金森と交代してピッチへ。攻撃のリズムに変化をもたらすことを期待されて入ったが、大きな仕事はできず。守備では貢献したが、途中出場だっただけに、もう少し攻撃で運動量がほしかった。
MF
33 鈴木 惇 5(77分IN)
ダニルソンと交代で77分にピッチへ。そのままボランチに入ったが、増山や小林らに攻撃の起点を作られる場面も。終了間際のFKは精度を欠くなど、全体的に物足りなさを感じた。
DF
22 中村北斗 -(80分IN)
残り10分で攻撃の切り札として起用されたと思われるが、結果的には守備に負われて試合を終えることに。無失点に抑えた点は評価できるが、もう少し攻撃参加がほしかった。
監督
井原正巳 5.5
今季未勝利と苦しいなか、公式戦4連勝中の神戸を相手に今季初の無失点ゲームに持ち込んだ。会見でもこの勝点1が次につながると発言したように、ネルシーニョ監督との師弟対決で浮上のきっかけを掴んだ。
取材・文:白井邦彦(フリーライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
23 イ・ボムヨン 6
神戸に14本のシュートを打たれながらも、最後の砦としてゴールマウスを死守。57分過ぎの渡邉のシュートストップは値千金だった。セットプレーでの守備でも安定感をみせ、勝点1の功労者。
DF
19 堤 俊輔 6
3バックのセンターに入り、ペドロ・ジュニオールや石津などのドリブル突破に対応。何度か危ない場面を作られたものの、最後の最後でしっかりブロックして無失点に抑えた。次につながる守備。
20 キム・ヒョヌン 5.5
右CBでプレーし、渡邉や相馬の攻撃をケアした。神戸のパスワークで崩される場面もあったが、身体を張ったタイトな守備で完封。87分のCKも集中を切らさずにクリアしてみせた。
5 實藤友紀 6(80分OUT)
守備ではしっかり引いてブロックを組み、攻撃では相手陣内の奥まで攻め上がるなど、豊富な運動量を活かして右サイドで存在感を示した。
26 田村 友 5.5
序盤はペドロ・ジュニオールと小川というスピードスターを相手に苦しい守備を強いられた。小川が負傷退場後も小林のドリブルに何度か崩される場面もあり、相手のシュートミスに救われた感がある。
MF
18 亀川諒史 5.5
小川、小林、高橋峻希らドリブルが得意な神戸の右サイドの選手たちの対応に追われるシーンが目立った。ゆえに自らの攻撃がなかなかできず。もう少し金森と絡みながら左サイドを崩したかった。
15 末吉隼也 6
ダニルソンとの2ボランチで神戸の縦パスに対応。ブロックを組んだ守備では相手のパスコースを消すなど、守備面での上手さを見せた。精度の高いプレースキックを見せたが、ややアイデア不足か。
6 ダニルソン 6(77分OUT)
3バックとともに堅守を見せた。特にペドロ・ジュニオールへの縦パスが入った瞬間の寄せの速さはピカイチだった。攻撃では76分にウェリントンへ決定的なピンポイントクロスも。
10 城後 寿 5
2シャドーの一角としてプレー。守備では22分のCKをヘディングでクリアするなど一定の存在感を示したものの、攻撃では国見高校時代の同級生である神戸の渡邉に比べると、やや物足りなかった。
FW
7 金森健志 5.5(65分OUT)
全体的を通して攻守で福岡のキーマンになっていた。攻撃の連動性が足りないので仕方がない部分はあるが、攻撃時にやや孤立する場面も。ウェリントンが競った後のセカンドボールをもう少し拾いたかった。
17 ウェリントン 6
神戸のCB岩波と伊野波に激しく寄せられながらも前線で力強くファイトを続けた。また相手のセットプレーではヘディングでことごとくクロスを撥ね返し、勝点1に貢献。76分のヘディングシュートは決めたかった。
交代出場
MF
13 為田大貴 5(65分IN)
65分に金森と交代してピッチへ。攻撃のリズムに変化をもたらすことを期待されて入ったが、大きな仕事はできず。守備では貢献したが、途中出場だっただけに、もう少し攻撃で運動量がほしかった。
MF
33 鈴木 惇 5(77分IN)
ダニルソンと交代で77分にピッチへ。そのままボランチに入ったが、増山や小林らに攻撃の起点を作られる場面も。終了間際のFKは精度を欠くなど、全体的に物足りなさを感じた。
DF
22 中村北斗 -(80分IN)
残り10分で攻撃の切り札として起用されたと思われるが、結果的には守備に負われて試合を終えることに。無失点に抑えた点は評価できるが、もう少し攻撃参加がほしかった。
監督
井原正巳 5.5
今季未勝利と苦しいなか、公式戦4連勝中の神戸を相手に今季初の無失点ゲームに持ち込んだ。会見でもこの勝点1が次につながると発言したように、ネルシーニョ監督との師弟対決で浮上のきっかけを掴んだ。
取材・文:白井邦彦(フリーライター)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。