J１リーグは４月10日、第１ステージ・６節の９試合が行なわれる。デンカビッグスワンスタジアムでは、新潟対磐田が16時にキックオフされた。

　試合は、前半を０-０で折り返した後半立ち上がりに動き始める。まずは48分、新潟がスピードに乗ったカウンターから山崎、レオ・シルバとつなぎペナルティエリア内に侵入すると、最後は走り込んだラファエル・シルバが押し込み、先制点を奪う。この時点で得点ランクのトップに立つR・シルバの今季５得点目で新潟が１点をリードする。

　しかし、新潟の先制点も束の間、そのわずか１分後に磐田はジェイが敵陣ペナルティエリア内で倒されPKを獲得。これをジェイみずからが落ち着いてゴール左に決め、同点に追いついた。ジェイもR・シルバに続き通算５得点目とする。

　その後、磐田は61分にアダイウトンに代えて松井を投入。前節、今季リーグ戦初出場を果たしたベテランが大きな働きを見せる。64分、前線でパスを受けた松井がそのままペナルティエリア内に侵入すると、飛び出した相手GKの守田と接触。守田のファウルを誘いPKを獲得した。

　そしてこのPKを再びジェイがゴール右に沈め、逆転に成功する。５戦６発となるジェイは得点ランキングで単独トップに立った。

　終盤、磐田は新潟の反撃を受けるものの凌ぎ切り、２節の浦和戦以来の勝利を収めた。磐田は勝点を10に伸ばしている。一方の新潟は勝点７で13位に順位を落とした。