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【J1採点&寸評】川崎×鳥栖|90+4分、“魂の一撃”を叩き込んだ大久保が文句なしの最高点

カテゴリ:Jリーグ

2016年04月10日

鳥栖はシュート17本の猛攻も、エース豊田は0本と最後まで沈黙。

【警告】川崎=エドゥアルド・ネット(81分) 鳥栖=チェ・ソングン(7分)、谷口博之(56分)、豊田陽平(89分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】大久保嘉人(川崎)

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【鳥栖|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
思い切りの良い飛び出しでハイボールを的確に処理。自身のプレーは終始安定しており、ゴール前で存在感を示し続けた。大きなミスもなく、終盤の失点を責めるのは酷な感も。
 
DF
8 藤田優人 5.5
55分に絶妙なグラウンダーのパスを通し、“触れば1点もの”だったが、惜しくも中央で合わず。後半は裏を狙われる回数が増えて体力を削られ、攻撃の回数は限られた。
 
5 キム・ミンヒョク 5
開始早々、高橋のFKに頭で合わせるも、ポストに当たりゴールならず。激しいプレーで川崎の攻撃陣を潰したが、終了間際に小林にかわされたのは痛恨。その流れからパスを通されて失点した。
 
29 谷口博之 6
セットプレーで相手ゴールに迫るも決め切れず。中央を締めながら川崎の攻撃を撥ね返し続け、1対1でも粘り強く対応した。最後の最後に中央を突破されたが、責められるものではない。
 
2 三丸 拡 5
序盤から積極的にクロスを上げてチャンスを作るも、FWとの呼吸が合わず。エウシーニョを抑えていたが、終了間際に大久保への寄せが甘くなり、決勝ゴールを決められた。
 
MF
10 キム・ミヌ 6
セットプレーのキッカーを務め、正確なキックで脅威を与えた。相手のプレスをいなす足もとの技術に加え、何度も動き直す走力も光る。個としての働きは決して悪くなかった。
 
14 高橋義希 5.5
中盤の底で潰し役に徹し、縦パスを警戒しながら中盤の安定化に貢献。広範囲をカバーしながら川崎の攻撃を食い止めたが、後半は選手間の距離が広がり、後追いになる場面が増えた。
 
16 チェ・ソングン 5.5
激しいスライディングはファウルになるも、球際での気迫は十分。守備で役割を果たすも攻撃面での関与が少なく、後半に入ると徐々に運動量が低下し、終盤に交代を余儀なくされた。
 
24 鎌田大地 5.5
シュート2本を放ち、タイミング良くパスを散らしたが、決定的な仕事はできず。
 
FW
39 岡田翔平 5.5
最大の見せ場は69分。GKと1対1のチャンスが訪れたが、狙いすましたシュートはGKの足で防がれた。これが決まっていれば流れは違っただけに、悔やまれるプレーだ。
 
11 豊田陽平 5
奈良とエドゥアルドの厳しいマークに遭い、前線で存在感を放てず。チームが17本のシュートを放ったなか、この日は0本に終わるなど精彩を欠く。1対1で競り負ける場面も多かった。
 
【交代出場】
MF
9 ペク・ソンドン 5.5(70分IN)
両軍とも疲れの見え始めた終盤に途中出場。精力的に動き回り、こぼれ球にも素早く寄せるなど攻撃のムードを高めた。シュートも放ったが、決勝点を奪うには至らず。
 
MF
18 富山貴光 -(79分 IN)
間延びした時間帯に投入され、カウンターで好機に絡み、自身もシュート1本を放った。終盤は押し込まれる形となり、守備に追われて指揮官の期待に応え切れず。
 
監督    
マッシモ・フィッカデンティ 5.5
前線からのプレッシングと中央を締める守備を徹底。戦術は一定の成果を上げ、川崎の攻撃を抑え込み、シュート数で上回った。勝てるチャンスはあっただけに、今の方向性で熟成を図るべきだろう。
 
取材・文:大木 勇(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

右サイドハーフで先発した小林は、システム変更を受けて前半早々にFWへ移行。終了間際、巧みなターンで相手をかわし、大久保の決勝点を演出した。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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鳥栖は岡田(39番)らが前線からのプレッシングを徹底。川崎の攻撃を上手く抑え込んでいたが、最後に力尽きた。 写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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