【チーム採点・寸評】
鳥栖　5.5
エース・豊田のゴールで幸先良く先制し、その後も試合を支配した。しかし、ここまで無失点試合がない守備陣が踏ん張りきれずに終盤に被弾。悔しいドローとなった。

柏　5.5
前半は攻撃の形を作れず。後半頭から大津を投入し、４-１-４-１にシステムを変更。終盤に猛攻を見せた。ただ同点には追い付いたが、エデルソンがPKを失敗し、初勝利は持ち越しとなった。

【鳥栖｜採点・寸評】
GK 
33　林 彰洋　6.5
大津に同点弾を決められたシーンではシュートに反応するも、こぼれ球を詰められた。それでも直後のPKを見事にストップ。チームに勝点１をもたらした。
 
DF
８　藤田優人　６
古巣相手に気持ちのこもったプレーを披露。攻撃参加を繰り返し、好クロスを供給。38分には豊田の頭にピタリと合わせ、決定機を演出した。
 
36　菊地直哉　６
リーグ戦では今季初先発を飾る。序盤はボールコントロールにもたつく場面が見られるも、31分には武富のドリブルを渾身のスライディングで止める。ベンチを温めたここまでの鬱憤をプレーで晴らした。最後にネットを揺らされたのは残念。
 
29　谷口博之　６
空中戦の強さは相変わらず。セットプレーではハイボールを撥ね返した。１失点したが、菊地とのコンビネーションには問題はなかった。
 
２　三丸 拡　６
リーグ戦デビューを飾る。対面の田中があまり仕掛けてこなかった面にも助けられ、守備では穴らしい穴はなし。及第点を与えられる出来だった。
 
MF
10　キム・ミヌ　6.5
特筆すべきはその運動量。攻守関係なく走り回り、局面に絡んだ。35分の会心のミドルが決まっていれば評価はさらに高かった。

14　高橋義希　5.5
的確にボールをサイドに散らした。やや縦パスの回数は少なかったが、身体を張ったディフェンスは見せた。

16　チェ・ソングン　5.5（90分 OUT）
主に守備面でチームに貢献。三丸とともに左サイドを固め、柏の進攻を食い止めた。20分には藤田のクロスに頭で合わせるなど、ゴール前にも進出した。ただ、終了間際にPKを献上。
   
24　鎌田大地　６
立ち上がりはシンプルにボールを捌きリズムを作る。時間の経過とともにミスも散見されたが、スルーパスで豊田のゴールを導いた。ここ数試合の低パフォーマンスと比べれば、調子は上向いている。
 
FW 
18　富山貴光　６（77分OUT）
柔軟な足もとの技術を活かしてボールを収める。シュートシーンが少なかったのは課題も、決して悪い出来ではなかった。

11　豊田陽平　6.5
後方からのボールに反応して左足を一閃。貴重な先制ゴールをマークした。ロングボールを正確に落とし、基準点としても機能した。
 
【交代出場】
MF
９　ペク・ソンドン　－（77分 IN）
カウンターの応戦となった終盤に何度かドリブルで仕掛ける。もう少し違いを作り出すプレーが欲しかった。
 
FW
39　岡田翔平　－（90分IN）
カウンターからゴール前でボールを受けるも、シュートまで持ち込めず。チームを救う一発は決められなかった。
 
監督     
マッシモ・フィッカデンティ　5.5
同点ゴールを決められるまでは狙い通りの展開。だが、１点を守り切ることはできず。交代策も後手を踏んだか。

※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。