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【浦和】アジアキラー武藤雄樹が見せた、「ごっつぁんゴールだったね」という不躾な質問への文句なしの切り返し

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年04月06日

「5人をドリブルで抜いて決めても、今日のような形でも、同じ1点。僕はあのゴールを誇りに思っている」

広州恒大に勝った浦和は勝点を7に伸ばして、グループ2位浮上。ベスト16入りが見えてきた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 大会主催者が選ぶマン・オブ・ザ・マッチ(MOM=この試合のMVP)に選ばれ、試合後にはペトロヴィッチ監督とともに記者会見に臨んだ。主催者選定のMOM獲得は、ホームでのシドニー戦に続いて二度目だ(ちなみに本誌選定のMOMは、遠藤航を選んだ)。
 
 その席で、ある記者から、ごっつあんゴールだったが、一方でミドルへの意識も強まっているようだが――といった質問を受けると、次のように答えた。
 
「昨シーズン決めた13ゴールのなかで、ミドルや仕掛けからのシュートが少なく、新しいゴールパターンを作りたいと思っていた。ミシャからも『仕掛けてシュートを狙え』と言われてきた。森脇選手や李選手もリーグ戦でミドルシュートを決めていて、レッズは綺麗に崩すだけでないことを示せれば、さらに相手が嫌がると思う」
 
 すると別の記者から、いやいや、ごっつあんゴールではなく、しっかり狙っていたゴールだったのでは? と問われると、浦和の背番号9は嬉しそうに答えた。
 
「シュートのこぼれ球は、いつも狙っている。確かにごっつあんゴールかもしれないけど、それも自分らしさ。5人をドリブルで抜いて決めても、今日のような形でも、同じ1点。僕はあのゴールを誇りに思っている。これからも、あのような多くのゴールを決めていきたい」
 
 泥臭いゴールは、勲章でもある。そして、この日のさいたまスタジアムを包み込んだ興奮と感動が、なによりその1点の価値の重みを証明していた。
 
「粘り強いサッカーで勝てたことが大きい。この勝利で勢いをつけて、強い浦和レッズを見せていきたい」
 
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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