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「歯を食いしばってやってきたからこそ、今がある」東京Vにレンタル中の山田楓喜、木村勇大へのサンガ曺監督の想い「応援しています」

カテゴリ:Jリーグ

元川悦子

2024年03月30日

「彼らの年齢は決して若くない」

「楓喜と勇大に関して言うと、セットプレーにしても、裏への飛び出しにしても、チームの力になっていると思いますし、J1の舞台で出場機会をもらって活躍することが大きな自信になっている。世界的に言うと、彼らの年齢は決して若くないですし、Jリーグの舞台に立って出場することで、得るものはたくさんあるでしょう」

 曺監督は2人の活躍を前向きに捉えている様子。10~20代前半の遠藤航(リバプール)を育てた経験のある指揮官は「若い選手は試合に出てこそ成長できる」という強い信念を持っているのだ。

 山田楓と木村を同じJ1クラブに貸し出したのも、「20代前半の選手はもっと試合に出なければダメだ」と考えてのこと。今季序盤の2人のパフォーマンスを見れば、その決断が正しかったと言っていい。
 
「忘れてはいけないのは、彼らがサンガで出られない時に、本当に歯を食いしばってやってきたこと。だからこそ、今があると思います。選手はどこへ行っても浮き沈みがあるもの。沈んでいる時に何をするかっていうのが『選手の価値』なんです。

 彼らがこの1年、ヴェルディの中でチームを助けながら成長することを、僕は元のチームの監督として応援しています」と、曺監督は今後も温かい目で教え子2人を見守っていく構えだという。

 パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる4月のU-23アジアカップ参戦が確実視される山田楓、クラブに残って自己研鑽を続けるだろう木村と、それぞれの当面のプレー環境は異なるが、レンタルというチャンスを与えられた今季を大事にしなければならない点は共通している。今回の恩師・曺監督との再会、そこで受けた刺激を糧に、ここから一気に突き抜けてほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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