• トップ
  • ニュース一覧
  • ブレーメンで研鑽を積む日々。“10番”佐藤恵允はテクニックの向上に自負「より繊細にボールを扱えるようになった」【U-23代表】

ブレーメンで研鑽を積む日々。“10番”佐藤恵允はテクニックの向上に自負「より繊細にボールを扱えるようになった」【U-23代表】

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2024年03月20日

トップチームでベンチ入りも

 海外に渡ってから、とりわけ向上したのが技術面だという。本人はその経緯をこう話す。

「フィジカル面もアジリティも良くなったけど、具合的に言うと、一番はテクニック面だと思います。海外の選手と対峙すると、ボールの置き所が悪ければ、一瞬で寄せられてしまうんです。海外に渡ってからすぐにそういうのを感じたので、ブレーメンでトレーニングを積むなかで置き所はすごく良くなった。より繊細にボールを扱えるようになったと思います」

 もちろん、ブレーメンでプレーする前から技術面の差は感じていた。大岩ジャパンで何度も海外遠征を行ない、その度に改善すべき課題だと痛感していたという。

 しかし、大学に戻れば、そうした差を感じるのは難しくなる。そして、忘れた頃に再び海外遠征に赴き、また気づかされる。その繰り返しだった。
 
「海外で試合をすれば、もちろん気がついていた。でも、遠征に行っても2試合だけ。でも、海外に行って(試合だけではなく)練習からやり続けることでより感じられた。所属はセカンドチームだけど、練習はトップチームでやっているので、そのレベルの選手の強度でできるのは大きい」

 そうした積み重ねが成長に結びつき、出場機会こそ得られていないが、トップチームでのベンチ入りにも繋がった。

 異国の地で磨いた技がどこまで通用するのか。自分の選んだ道が正解だったことを示すためにも、今回の親善試合は重要な場となる。パワフルな突破に繊細さが加わった佐藤のプレーから目が離せない。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

【記事】「俺はもうサッカーは一切見ない」中田英寿が指摘する現代フットボールの問題点「分かっていない人が多い」

【PHOTO】短時間で天候が急変!U-23マリ戦に向け京都でトレーニングを行ったU-23日本代表を特集!

【記事】「熱量のことを話すのはレベルの低い集団」堂安律、アジア杯後の冨安健洋の発言に語った思い「そこをディスカッションしていてはいけない」
 
【関連記事】
19歳・高井幸大はアピールなるか! 大岩ジャパンに2度目の招集「自分がどれくらいできるかとても楽しみ」【U-23代表】
【大岩ジャパンの最新序列】荒木の起用法は? 国内組中心の編成で気になる3つのポイント
「熱量のことを話す時点でレベルの低い集団」堂安律、アジア杯後の冨安健洋の発言に語った思い「そこをディスカッションしていてはいけない」
「僕からしたらいつも通りのモリタ」日本代表主将・遠藤航、イラン戦後の守田英正の発言に見解「彼なりに意図はあると思いますけど...」
北朝鮮に持って行きたいものは? 記者陣を爆笑させた久保建英の答え「遠足じゃないんで...」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ