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「『お前、無理だよ』って。陰口を叩かれた時もあったはず」中村憲剛が語る“歩み続ける重要性と最大の挫折”「はらわたが煮え繰り返るって…」

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2024年03月18日

43歳のサッカー小僧

フットボールへの愛情が今回のインタビューでも十分に伝わってきた。中村憲剛さんは生粋のサッカー小僧だ。写真:滝川敏之

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 諦めず、どんな困難にも立ち向かっていけば、自ずと希望は見えてくる。誰あろう、中村憲剛の人生がそれを証明している。現役引退後も、様々なプレッシャーを受けながらも憲剛さんは歩みを続けている。その思考回路を使って。

「セカンドキャリアでどう上がって行くかみたいなものは現役時代と思考回路は変わらないです。この3年間、自分のテリトリー以外の分野でも勉強させてもらった選択は間違いじゃなかったと思います。シュンさん(中村俊輔)、ヤットさん(遠藤保仁)みたいに引退してすぐコーチになることも考えましたが、自分は世間知らずな部分があったので、1回外に出てみようと。幅を広げて、僕自身を成長させないといけない。そういう想いが強かったので。と同時に(監督の)ライセンスも取得しないといけなかったし、まあ、大変と同時に楽しい3年間でした」

 引退後のキャリアプランはここまで「随分と上手くいっている」そうだ。「現役時代の頑張り」がその背景にはあるという。

「周りからの信頼もそうだし、思考の部分もそうだし、自分をどう成長させるかは結局、(現役時代の)延長線上にある。プロフットボーラーだったことが今に活きているんです」
 
 約束の取材時間、1時間はすでに超えている。でも、憲剛さんの話は止まらない。

「いやあ、深いですね。このテーマ(職業:プロフットボーラー)、面白いです」

 ストップをかけなければ、24時間話し続けるのではないだろうか。冗談はさて置き、今回の取材を経て、こう思った。憲剛さんは43歳になっても、生粋のサッカー小僧なんだと。

<了>

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

<プロフィール>
中村憲剛(なかむら・けんご)
1980年10月31日生まれ、東京都出身。川崎フロンターレ一筋を貫いたワンクラブマンで、2020年限りで現役を引退。川崎でリレーションズ・オーガナイザー(FRO)、JFAロールモデルコーチなどを務め、コメンテーターとしても活躍中だ。

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